黒沢清 Part 30
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クリーピーは微妙やけどな
CUREと回路だけやがな あんまこのスレで出ないけど『ニンゲン合格』は?
リアルタイムだとかなり評価高かったんだよな
僕はずいぶん昔に一回見たきりだから中身を忘れてしまった
あまり感銘を受けた感触も残ってないのだけど >>681
それは最近の話だろ
殺人の追憶 母なる証明の頃はあったよ >>681
逆に言えば、ハリウッドレベルの通俗性を持ち得ているとも言えるわけで…
清も映画祭作家を超えて大向こうを唸らせる大ヒット作を撮ってほしいもんだ 変なことする必要ないんだよな。真っ直ぐやっても変なところ出ちゃうんだし。 黒沢清的にウェルメイドと自分の作家性両方を志向して一番よくできた作品は今のところやはり『トウキョウソナタ』かな 三池も必ず変なことするけどボリュームが絞れる
瀬々はオン・オフがハッキリしてて普通な時はホントに普通
清はオン・オフもボリュームも無いのかな いわゆる黒沢清の「変こと」って北野のスベり気味の空気にわりと近いんだよな
あそこまで壊滅的ではないけれど 清的には回路 リアル クリーピー 散歩どれもエンタメど真ん中狙ってるんじゃね? >>697
(清的には)「リアル」は自身の作風維持しつつも、かなりエンタメに寄った作りだな
あそこまで綺麗に伏線回収してきっちりとオチがつき、ハッピーエンドで終わる清映画も珍しい
個人的にはかなり好きな方 果たしてハリウッドで認められる映画が本当に面白いかというのはあるけどね
いかにもアメリカ人的な神経質を備えた一瞬たりとも弛緩が許されないキツキツに詰め込んだアンバランスな映画しかあそこでは評価されないわけで 『千と千尋』があれだけアメリカでウケたのは、モロにこういう現代のハリウッド的なフォームにアジャストしにいってるんですよね
おそさく鈴木さんではない誰かが知恵をつけたんだと思いますが 黒沢清がこれをやると、黒沢的な「間」が何もなくなっちゃいますよ 清版インディジョーンズ→カリスマ
ハリウッド的アプローチは昔からやってる >>703
といっても、千と千尋は「悪役ポジの人間がいない」「クライマックスが無い」
というハリウッド映画にはありえない展開なわけで、それでも受けたのは凄いわ
ディカプリオが来日した時に語ってたように、
単純に観たことのない世界を見せられたからかと思う >>704
はたから見てると黒沢的なロジックも間も、もう消滅してる気がするけどなぁ
ずいぶんセンスが変化してしまって興味がなくなった トウキョウソナタあたりがギリギリ 変質することは悪いことじゃない
セルフパロディの繰り返しになるよりマシ でも、なんか変てこりんな黒沢節が大衆の心はつかめなかったと…
特に人物描写の微妙な不自然さがストーリーに乗れない一因だと思うんだよなあ トウキョウソナタはいくつも印象に残ってるシーンがある
本のページが風でパラパラとめくれる不穏な雰囲気の冒頭、香川照之が大勢の人と詰め詰めで並んでいる階段のシーン、最後のピアノとか役所広司の海のシーンとかも
この作品を観てから気になる監督になった トウキョウソナタはニンゲン合格の精神的なリメイクだと思う。 清ってマトリックスはどうなんだろ スピードレーサーは好きらしいけどw 子供には悪役に見えるけど実はただのリアリストなだけの人情味のあるキャラクターだってわかるようになってるけどね 清は新しいモノ好きだから「マトリックス」みたいな映像革命的なのは好きそう
でも「アバター」は好きじゃないのか…
清は3Dはあまり好きじゃない話どっかでしてなかったっけ
記憶違いかな トウキョウとクリーピーの香川照之って何回見ても面白いね
どっちも半沢的な芝居とは違うアッサリめなのが最早逆に新鮮 香川照之って竹中直人タイプの、野放しで演技させると
どんどんやり過ぎて悪フザケが酷くなる役者なので
この人に過剰な演技をさせない監督は腕のある証拠だと思ってるわ
黒沢清もその1人 頭がいい男だからそこは監督によって使い分けてるのでわ
ここは過剰を求められてるぞ、この現場は普通の演技だな、みたいな >>706
でもまあ、宮崎は「映画として」全然駄目ですけどね 清って結構クローネンバーグ好きっぽいよね
語るとき明らかに若干嬉しそう クローネンバーグという由緒ある響きの名前を持ったホラー界の貴公子、みたいな褒めてる文章を読んだ覚えがる トウキョウソナタ、子供が夜中に釈放されて警察から放り出されるシーン意味わかんなかったんだけど そういえば清ってコッポラどうなんだ
ゴッドファーザー 黙示録 盗聴とか 黒澤清、紫綬褒章受章
「仲間に恵まれ、手掛けた企画にも恵まれました」。受章決定を受けてのコメントにつつましく
記す。自身はみんなの作業を見守る「現場監督」だという。「そういう職人としての腕が、わず
かずつではありますが上がった証しとしての褒章だとしたら、これほどうれしいことはありません」 清も国の魔力には勝てなかったか…
是枝なら断ってたな >>733
波風を立てる人ではないから
断りもしないし欲してるわけでもない
そのバランス感覚が黒沢のいいところ くれる物はシレッと貰っとけばいいんだよ
賞金目当てで高松宮殿下記念世界文化賞を貰いに来日したゴダールみたいに まぁ清映画ってヒットしたことないんだし賞とか国の権威に向かうのも生きる為の賢さか? 木も森も助ければいいと言って世を混沌に落としてしまうのがキヨシ流 個人的にたけしが監督やって清は損したと思ってる
どっちもエドワードヤンに影響受けてるから淡々としたドラマ 暴力描写のタイミングとか似てる様に見える(実際には違うんだろうけどワンカットの拘りとか)
でたけしの方が目立つからなんか清の方がばったモンに見える 黒沢清も本格的拳銃アクションとはご無沙汰だが
たけしと同じように見える「あっけない暴力」でも質が異なる。
たけしのそれは「人生いつ何が起こるか分からない。そんなもんだ」という考えをたけし(自分の意思で死ねる特権階級)以外に適用したものに過ぎない。
あるいは、娯楽要素としてのサプライズ。
よって、射殺が即オチという単調さで幕を閉じる。
カリスマや消えない傷跡の冒頭などを見ればわかるが、呆気ない射殺の後にカットを割って引きで撮っている。
あっけない死の後に、スタッフたちは一から労働を強いられる。
人生観から来る半端なニヒリズムよりも即物的ユーモアが感じられる。
あと、黒沢清には怪奇映画由来の「ホークスら聡明な監督なら本能的に避けるであろう」串刺しなどによる緩慢な死も得意としている。 ええええええええええ!?
タケシなんかとは全然違うだろ 知名度とかならともかく作品の質で北野に負けてるとかないわ >>740
負けてるとは言ってないか
目立つって知名度てきな意味でか
そら向こうは「スター芸能人なのに映画の才能もある!」みたいな押し出しの強さがあるし(あった、と過去形か) たけし映画はキタノブルーやら唐突な暴力やら虚無感やら語りやすいスタイルとテーマがあるところが強いよね
清は映画的素養の高さと映画に対する思索の深さゆえ、そのこだわりが一般人に伝わりにくい 清の映画って言うほど映画的素養高いか?
リアルや散歩の終盤観ると活劇映画をしっかりと作り切る技量が足りて無いのでは?って感じるんだが >>750
うんうん、それもよくわかる
映画とはこうである、映画的であるにはこうすべきだ、という独自のこだわりが複雑に錯綜して、ドラマは置いてきぼり、エンタメとしては煮え切らないものになってる感じかなあ 北野武が凄いのは映画なんて殆ど観ないのにあそこまで作れることだな
いやむしろ観てないから新しい映画が作れたのか 監督やる前は聞かれてもいないのに映画の話をよくしていたし、フーテン時代やフランス座修行時代には居候先のオカマとか井上雅義らとしょっちゅう映画を観ていた。
後からボロカスに貶しているが、フーテン時代に若松孝二作品に出ているし
ガイラ(小水一夫)に「俺が金持ちになったらお前に映画を撮らせてやる」と約束し、のちにそれを果たしている。
大して金にもならない上に劣悪な環境の映画の現場にわざわざ行くぐらいだから、映画に無関心とは言えない。
いずれ映画を監督したいという話はツービートで活動している頃からしていた。 隠れ映画好きにしてもシネフィル的な大系的、理論的な映画の見方の訓練はしてないよねちゃんたけは あの世代にありがちな志向(大島、フェリーニ、メルヴィル、初期ゴダール、ゲーンズブールなど)を持ち
ヤクザ映画の仁侠から実録、竜二(安い予算で出来るヤクザドラマというささやかな発明)に至るまでの流れを大まかに把握している。
ただし、『反体制』やアングラ(土着、情念など)に対しては一貫して疑念と反発を抱いている。 たけしは結構映画を知ってるとは思うけど、やっぱりたけし個人の資質と経験に帰する部分が大きいよね
シネフィルがいい映画を撮れるわけじゃないし たけしは最初からすごい作品を連発で撮って、そして衰えていった 清はキャリアピークまだかもしれない可能性がゼロではない 武のベースにある監督
メルヴィル フリードキン ドンシーゲル ペキンパー ルイマル ゴダール フェリーニ タチ 深作欣二 勝新太郎
清のベースにある監督
ゴダール エドワードヤン フライシャー ブラッティ フーパー ヒッチコック アンゲロプロス タルコフスキー 青山真治
なんかこんな印象 >>753
浅草で映画は暇な時に見ていたんじゃないのか? >>743
>>744
この場合は「よしなさい!」とツッコむのがスレのルールだ。 たけし公認でビートを名乗れたのは
ビートたかしを襲名し、客の前でちんぐり返って肛門を晒したターザン山本ぐらいだ。
映写技師の経験があり、小川徹の裏目読み批評に影響されてプロレス界隈に導入した。
黒沢清はイメージフォーラムでの手塚眞との対談で「プロレスの実況を映画に導入できないかと思っています」と発言していたが、単行本ではそこだけカットされていた。 「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ 2022」に清のコメントが無いんだけど… やっぱりどこかにあるのかな?
見つけられなかったよ WOWOWの清特集はずいぶんマニアックなの夕方にやるんだなぁ
メイン帯にはあまり需要がないような気もするが 録画しない人もいるし一応あるんじゃない?
新着の話題作はだいたい土、日のゴールデンタイムあたりに放映するでしょ こんなつまらない作品ばかり撮る監督で
よく話題が尽きないね 黒沢清はCUREだけの一発屋だよねは映画ファンの常識 そういうの少なくともカリスマは観てから言ってくれよな 復讐二部作、CURE キュア、修羅二部作、ニンゲン合格、カリスマの七発屋だと思ってる 地獄の警備員ってマニアックコップに直接の影響を受けてたんだな >>780
大いなる幻影と回路を入れて九発屋でもいい
降霊 KOUREIは未見 メジャーな時間帯に放映された降霊も良かったが、テレビ作品では廃校奇譚が最も好きだ。
学校の階段系統はどれも良い。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています