0078名無シネマ@上映中
2023/02/20(月) 06:34:34.49ID:3J0Jepquこの映画、実はいつが舞台なのかの明示的な説明がなく、最初にペストが何だのという話が出てくるので、一見して百年戦争のころ?と思わせるところがありますが、実際にはそれよりも遅い事件であったようです(このころのキリスト教文化や教会は、映画で描かれているように、絶対的な存在でもあった)。
他の方も書かれていた通り、このペストの部分は今のコロナ事情の比喩(メタファー)なのかな、という気がします。
今では彗星などはいつやってくるのか等すぐわかりますから、それを先に計算することはできますが、当時はできませんでした。したがって、そうした自然現象でさえキリスト教文化と結び付けられるようになったのです。このような「不思議な現象」をキリスト教文化と結び付けるのは簡単でも、異を唱えるほう(そのこじつけ、間違っていませんか?というもの)は、その「立証責任」をおうものの、当時の科学技術ではそれはどだい無理なものであり、結局、「何でもかんでも不思議なことがおきたらイエス様の奇跡、だから教会を信じなさい、信仰しなさい」というようになっていったわけですね。