横山幸雄 ピアノリサイタル  シンフォニーホール  一階は若干の空席あるもほぼ満席、
2階は7から8割くらい。 熱演。 
第一部 ショパン 12の練習曲 全曲。
     シューマン 幻想曲 ハ長調。
第二部 ショパン/リスト 6つのポーランドの歌。
     シューマン : クライスレリアーナ。
第三部 リスト ピアノソナタ。
冒頭 ピアニストがスピーチ。 ショパンが 世話になったリストへ献呈した練習曲は、
リストの超絶技巧を意識して作曲され、たいてい初見で弾けたリストが3週間練習した由。
 お色直しをして第二部へ。 いつも お洒落でダンデイです。 ただ、第一部のワイシャツ?
姿は 二等身に見えました。それと御足が細い。足が細いということでは 現猿之助を
思い出しました。(昨秋 舞台で骨折したが、現在 松竹座で ワンピースを熱演中。
ダブルキャストだが、平日の午前の部はまだ空きがあるそうです。)
6つのポーランドの歌は 第一曲だけ。残念。どうせなら 全部お願いしたいところ。
第三部は アイススケートのフリーで 最後に 5回転ジャンプを持ってきた感じ。
単に激しい演奏だけでなく、きちんとした構想と枠組みのなかに情(こころ)がある。
アンコール シューマン/リスト: 献呈 (無料のプログラムによると今回のリサイタルの
サブタイトルが 献呈である由。) プログラムの道下京子氏の解説によると、
「10代にして ショパンコンクール上位入賞」し、「楽壇の一線に立ち続け」「ボリュームの
あるプログラム」が特徴。「今回も 重力級の作品が並ぶ」(揚げ足取りですが、重量級では?)
 税込 4000円で これだけのプログラム しかも 熱演、しかも 単に激しく弾いているのでは
なく 心もこもっています。 お買い得ですね。