>>544
> それと管弦楽+混声合唱の曲で、合唱が楽章と楽章の間に何人か移動するのを見たのですが、どういう場合に移動するのかな?

この種の方法は、演奏の出来がよい場合に限って、何かとその理由を詮索して
みたくもなる。いちおう、考えられる理由として・・・

曲によっては、左右のグループで競い合って歌わせることにより
ステレオ効果が際立つことがある。これを考慮に入れて、指揮者の裁量で、曲の
ナンバーが変わると適宜、コーラスのメンバーが移動する場合がある。
(なんのことはない・・・左右ヴァイオリンのかけあいを面白く聴かせることを
理由に、ヴァイオリン両翼配置が採用されるのと同じこと)

このほか、専用のコンサートホールではなく、教会、大聖堂などで声楽作品が
演奏されるとき、かなり大胆に演奏家たち(歌手だけでなく器楽奏者も)が
動くことが(比較的まれだけど)ある。聖堂内部の音響を生かすということに
とどまらず、映像商品の製作が意図されているとそれに拍車がかかることも。

ともかく・・・あくまで、一番大事なのは
誰をどこに配置するか気にすることではなく、
あるいは演奏会場にオルガンがあるか否か気にすることでもなく(>>486
オルガンの周囲に客席があるかないか気にすることでもなく(>>544
あるいは大規模な曲の上演に際して客席をつぶす手間を気にすることでもなく(>>516

全曲を聴き終わった後、そのできばえをどう思うか、でしょうな・・・

「詰問野郎」様は、じつは音楽が好きなのではなく
音楽演奏の外見を気にするのが好き!!と思われます。