はじけた際のインパクトが、大きくなるので、負債の多さに

注目すべきとするロジャーズ氏。それでは、どのような企業が勝ち残れるのだろうか。

「シンプルに、負債の少ない企業が生き残るだろう。世界中で今起こっているのは、

かなり長い間ビジネスをやってきた企業でさえ、借金を積み重ねてきたため、

もたなくなっているという事態だ。

創業90年以上になる欧州の有名なバーですら廃業したと聞いた。

多くの不況や、戦争の時代を生き残ったが、今回ついに閉店に追い込まれた。

これも借金をしすぎたからだ」

「老舗バーの廃業は、象徴的な例だが、負債が多い企業は苦しむだろう。

いったん乗り切っても、回復の道のりが険しい。自分たちにかかわりのある企業が、

負債が少なくて、多額の借金をする必要がないかどうか、注視することだ」