巨大IT企業の規制を強化する新法が可決、成立した参院本会議

巨大IT企業の規制を強化する新法が27日、参院本会議で可決、成立した。

オンラインモールとアプリストアの運営事業者を対象に、

出店者らとの契約条件に関する情報開示を促し、政府への定期報告を義務付ける。

世界的な規制強化の動きに歩調を合わせ、

寡占化が進むデジタル市場のルール整備を本格化させる。

【表】巨大IT企業規制の全体像

技術革新とのバランスへの配慮から、新法は、罰則などの強制力が弱い。

巨大IT企業の取引の改善につなげるため、実効性を、どれだけ担保できるかが課題となる。

今夏に政令で、売上高などの対象企業の基準を定め、来春までに施行される見通し。

GAFAや、国内勢では楽天とヤフーが入る見込み。