例えば文学部は多くの大学で設置されているのになぜ音楽学部は少ないのか。
もともと音楽はモノとして残しにくい上にパフォーマンスという面もあるから
口頭伝承的な色合いが強かったかもしれないけど
記録媒体が発達した現代あるいはこれからの時代では音楽も文学と同列に扱えるはず。
つまり資料や作品が残せる事で、行為としてではなく一つの研究対象になりうる。
もちろん今でも多少はそうだろうけど。

これほどの経済規模であるのに、肝心な音楽そのものが研究不足であるのはおかしい。
そういう面から言えば文学より金になるだろうし力を入れる価値はあるはず。
研究といってもパフォーマンス論や文化論のひとつとして音楽を論じるのではなく
音楽そのものを論じる場を増やすべき。