経済数学入門の入門 (岩波新書) 2018/2/21 田中 久稔 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/400431707X
https://www.iwanami.co.jp/book/b345711.html
164頁

はじめに
第1章 経済学と数学――なぜ数学を学ぶのか

第2章 一次関数――市場を数式で表現する

第3章 二次関数――満腹と疲労

第4章 関数の微分――「この瞬間の,この感じ」

第5章 関数の最大化――山の頂で考える

第6章 多変数関数の最適化――ケーキとコーヒーの黄金比
 1 局所と大域
  遥かなる「大坂」/一階の条件/純便益と利潤/需要関数・供給関数を導く/クールノーによる独占の分析
 2 極大化の二階の条件
  極大を見分ける/テイラー展開
 3 関数の凹性と最大化
  凹関数/凹関数と二階の条件/市場の均衡
第7章 マクロ経済学と差分方程式――富める国,貧しい国
 1 ソローの成長モデル
  タンザニアの悲劇/生産の3要素/成長のサイクル/成長モデルの定式化
 2 経済成長の安定性
  経済成長の帰結/なぜ定常状態に向かうのか/定常状態の安定性
 3 最適成長理論
  貯蓄率はどう決まるのか/オイラー方程式
第8章 動的計画法――失業者は関数方程式を解く
 1 自発的失業の理論
  経済学における「期待」/失業と期待/自発的失業の理論
 2 繰り返し代入法
  ベルマン方程式/繰り返し代入法/繰り返し計算の収束
読書案内/おわりに