>>719
>>720
以下、解釈次第でゲゼルマネーにつながる認識
価値を固定化してしまった価値形態論よりも中期マルクスに可能性はある??

経済学批判 第一部 資本について 貴金属
http://web1.nazca.co.jp/hp/nzkchicagob/DME/KeiHi1.html#KEIHI1124

 貴金属の高い価値比重、恒久力をもち、相対的意味では破壊されず、空気にふれても酸化しないという性質、
とくに金のばあいは王水以外の酸には溶解しないという性質、こうしたいっさいの自然的属性が、貴金属を
貨幣蓄蔵の自然的材料たらしめている。だからチョコレートが非常に好きであったらしいペテル・マルティル
は、メキシコの貨幣の一種であった袋入りのココアについて、つぎのようにのべている。「おお、いみじくもよ
き貨幣よ、おまえは人類に甘美にして滋養のある飲物をあたえ、その罪のない所有者を、貪欲という業病からま
もってくれる。なぜならば、おまえは、地中に埋蔵されることも、長く保蔵されることもできないのだから。」
(『新世界について』《アルカラ、一五三〇年、第五編、第四章》。)

(『されどマルクス』2018,94頁で実験経済学の川越敏司が引用)

川越敏司には、『現代の金融と地域経済 下平尾勲退官記念論集』( 新評論,2003)に
「非耐久財は貨幣となりうるか?実験研究によるアプローチ」なる論考がある。