そりゃ、差がつけば、だんだん加速度的に差はついていくものさ

だけど、そりゃ、普通に所得の再配分でいいじゃないか
格差が悪いんじゃない。格差が固定化してしまうのがいけないんだ。

自然放任主義は、長期的に見ればまちがいじゃない
格差が広がって、1%の金持ちと99%の貧困者に分離したら、購買力のある一般市民が育たないから資本家も没落する。
結局格差は是正される
しかし、それでは時間がかかりすぎるし、そうなる前に対策をとらないといけない
そのために累進課税と相続税がある

世の中は不平等に見えても、けっこう平等にできている
なぜならば、成功者は必ず嫉妬を買うからだ
嫉妬を買う以上、貧困者からの攻撃に晒され、いやがおうにも格差是正に協力せざるを得ない

社会というものはそうやってバランスがとれているんだよ

自由主義経済で競争性と生産性と効率性を高め、政治で所得を再配分して貧困者の嫉妬を抑える
これで充分対処できたし、これからも対処できる

マルクス経済学は経済学だけで考えるからおかしな方向に行くんだよ
社会には経済的要素以外にもさまざまな要素があって、それでバランスをとっているんだ