16 考える名無しさん[sage] 2021/10/28(木) 02:29:53.54 ID:0
以下、フロイト「自己を語る」Vより
http://yamatake.chu.jp/01ana/14/post_4.html

《私は思弁のみに身を任せてしまったのではなく、逆に分析による資料を重視し、臨床的な技法的テーマを取り扱うことをやめなかった。私は哲学に近づくことは避け、大切な点ではフェヒナーに頼ることにしていた。》

以下、『夢判断』より
http://yamatake.chu.jp/01ana/2ana_b/1.html
《E 夢の心理学的な諸特異性
フェヒナーは、夢の舞台は覚醒時の表象生活の舞台とは別物だと主張している。》

以下、『快感原則の彼岸』より
《しかし目標に向かう傾向は、つねに目標が達成されることを意味しない。そもそも目標は近似的に達成されるにすぎない》
(『自我論集』「快感原則の彼岸」p.118-p.120)

フロイトが快楽原則の起源で引用したのは以下、

* Einige Ideen zur Schopfungs- und Entwickelungsgeschichte der Organismen (1873). Internet Archive (UMich)
『有機体の創造と発展の歴史のためのいくつかのアイデア』1873

参考
フェヒナーの法則は1860年『精神物理学原論』より先に1851年『ゼンド・アヴェスタ』に萌芽があった。
関連、岩渕輝論考:
https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/17694/1/jinbunkagakukiyo_76_209.pdf
(近著で岩渕はゼンドの神秘主義を強調しているが閾値の認識など数学的な記述部分を上のpdfでは引用している。
以下と同じ図を使用。)
>https://lh3.googleusercontent.com/-CzpCFtuB98I/XAx5qMtGNGI/AAAAAAABfV4/uUw6kXdksXMhJ7rva6ZmztB4KBxssG9AQCHMYCw/s640/blogger-image--1477458941.jpg