>>845
> 有声音と無声音の違いは声帯を鳴らすか鳴らさないかという
> だけの話なんだけど日本人は声帯のオンオフと他の部分を
> 分離するのが苦手・・・

まさにそうだよね。 「口の中の呼気の流れ」と「声帯の振動」は
本来、ばらばらにコントロールできるはずなんだけど、日本語の
発音ではほとんどの音(=母音)がこれら2つをセットにしているし、
ガ行、バ行、etc.みたいな有声子音の音素の場合、(1)口腔内の呼気の
流れを止めてから、(2)声帯の振動を開始し、(3)呼気を解放して母音を
発声するという風に後ろに必ず呼気の解放(=母音)を伴うからなぁ。

一方said などの、閉鎖後の声帯振動は口腔内の呼気の行き場がなく
なるため、(破裂を伴わない限り)長続きしないから、声帯振動の
微妙なタイミングコントロールが難しいってことになるんだろうね。

>>847
これも意識的に音声(吐息)を漏らすと said が[sɛd̪]みたいな
音になってしまうんじゃないだろうかと思った。

-----
で、閉鎖中の声帯振動を感覚的に表現すると「(異質な)母音の発声」
だったり、舌尖の振動だったり、首の底で発音したり、音声(吐息)が
舌先で止まりきらずに一部漏れるということになってしまうんだろうと
思う。