アメリカが第一次世界大戦に参戦したのはルシタニア号が撃沈されてから実に2年も後のことだった
その後イロイロチクチク積み上げてようやく参戦に踏み切ったのである アメリカ人の欧州への不介入の意思の強固さが伺える

日本が英蘭に宣戦布告し第二次世界大戦に参加したとしてそんなアメリカが即時参戦できたかどうか
自国に脅威が無ければ国民は参戦には同意しない公算は高い
そもそも日本が英蘭に参戦したところで植民地での戦争に過ぎないのである

仮にアメリカが参戦したとしても日本から攻撃したのでなければ日本の死に物狂いの抵抗でベトナム戦争のように米世論の厭戦気分は高まっただろう

だが日本から攻撃 しかも奇襲攻撃ではジョゼフグルーが嘆いたようにアメリカを日本絶対殺すマン化させてしまった のである
大戦末期の一撃講和論はアメリカから参戦した場合にしか通用しないものだった