>>948 >>949 の続きで、先ずは「亀盤」

あぶらだこは木盤(その前のADK盤も)青盤が後追いだったんで、リアルタイムで聴いたのは亀盤からだったけど、鮮烈でしたねぇ・・・

中学のころ徳間ジャパンから「レーベル・インコーポレイテッド」というタイトルでその時点までの日本のインディ/インディからメジャーに移ったバンドの曲をまとめたアナログ二枚組コンピが出たんでカタログ的な期待をして買ったんだけど・・・
大半が当時UKパンク/ハードコアパンクの真似事してるバンドの曲ばかりの中で、ハッキリと光って聴こえたのが P-Model と Phew と、あぶらだこの「パラノイア」だった

まるで聴いた事が無い様な曲想と歌詞と歌唱だったんで、ちょうどCD化されたばかりの「パラノイア」収録の1st木盤を買ったら、「パラノイア」以外はまるで違う曲想と歌唱で期待を大きく裏切られたけど、ほぼ初めて体験した変拍子ロックが、これまた初めて聴く様な独特の和テイストで鳴ってて、世界が違って見えましたねぇ・・・

その後すぐにアナログで2nd青盤を買った(コレはメジャーリリースだった1stの木盤と違って完全自主製作だったんでCD化は数年先だった)んだけど、コレもまたロックを三十年以上は更新したまんまエピゴーネンなんて生まれ様が無い特異性の塊・・・単なる変拍子じゃなくって、1曲の中で奇数拍子のクロスリズムがどんどん入れ替わってあっという間に終わる、というのがアルバムに詰まってる怪盤

そこまで聴いて(当時CD化されてなかったADKのアナログ12インチEPは亀盤を聴いた後に、1万で個人から買った・・・その人が同時に売ってたその前に一番最初にリリースされたソノシートも1万だったので、それは諦めたw)亀盤リリースを待って漸くリリースされた

後から考えると、あれはバブル崩壊前夜で日本中が明るく浮かれてた時代の影響だったんだとも思える様な鮮やかな寿ぎに溢れた、文字通り世界に初めて生まれた種類の音楽でしたねぇ・・・今に至っても、それは微塵も更新されてませんからねw

(字数制限で入らないので、少し続きます♪)