総評
★★★★☆
音楽業界人から非常に高い評価を受けている堀込兄弟によるバンド、キリンジの8枚目のアルバム。
タイトルの「ボイエンシー」は、浮力という意味があり、
それを体現したようなサウンドの曲がたくさんあるが、
カントリー調の曲や合唱曲のようなものもあり退屈しない。
歌詞ももちろんだが、メロディ、アレンジも研ぎ澄まされており、どの曲も上品に練り上げられている。
セルフプロデュースになってからのアルバムでは一番気に入ってる作品。
兄・高樹の楽曲はいつも通り安定感があり、すべて高水準を維持しているが、
今作は弟・泰行の楽曲も負けずと良い曲が多い。
まとまりのあるアルバムで、ポップス好きな人に是非オススメしたい1枚。



以上です。つらつらと失礼しました。