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アニメ監督ヤマカン氏の現在の事実を検証するスレ
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0001名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/02/21(水) 18:17:29.54ID:uxHD5eQ7
ここはアニメ監督ヤマカン氏の現在を明確なソースを元に記録、検証するスレです

【テンプレ】
・推測、捏造、SS、妄言等ソースの無い情報を記載するのはやめて下さい
・当スレの記載情報を転載する際は個人名や特定可能な情報は修正してください
・原則として情報への感想以外の過度な会話、レスポンチ行為は禁止します
・スレのルールを破るIDは一切触れずにNGして下さい
0159名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:20:07.73ID:sA2PC3QB
タツノコヒーローアニメの第一話って話の作りがうまいですよね。
人類が手も足も出ない恐怖の侵略者が現れて、その侵略者が手も足も出ない正義のヒーローが快刀乱麻の大活躍という、
ヒーローの強さをわかりやすく印象づける実によくできた構成になっています。
アンドロ軍団を素手で打ち砕くキャシャーン然り、ノーザ兵を一撃で破壊するジリオン然り、
ラダムをひとりで木端微塵にするテッカマンブレード然り。
それらとは違いますが天空戦記シュラトもよかった。武道の腕を競う親友にして最大のライバルが、異世界で黒くなって剣握って殺しに来る。
謎だらけ危険だらけの異世界召喚、一体ここからどうなるんだ?と、先の展開が気になって仕方なくなるいい導入でした。
第一話が良かったからといって作品全体としての成功が約束されるわけではありませんが、
しかし初手で視聴者のハートを掴んでおけば先々の成功へと繋がりやすいのもまた事実。
そういう意味では山○寛監督作『フラクタル』は、凡庸どころか頭抱える出来だった第一話のおかげで
成功へのカイザーロードがかなり細くなってしまった、というより自ら細くしてしまったわけです。
さあ、ここから如何にして逆転するやせざるや?
それでは今日も頑張っていってみましょう、SS作家による『フラクタル』レビュー第二回。

……頑張りたくねえ。こんなことしないでギリメカラにマカラカーンかけてゲラゲラ笑う遊びに浸りてえ。
なんで俺はこんな苦行に励まなきゃならんのだ。前世の因果か。前世でフィレモン殴って世界の再構築に失敗したのか。
0160名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:28:38.74ID:sA2PC3QB
●第二話「ネッサ」

今回はOPが一番最初にありました。相変らずグルグルグルグル不快なOPですが、後で見せられるよりはずっとマシです。

冒頭、神殿らしき建築物の中でローブをまとった女たちが、フリュネ様がいなくなったと右往左往しています。
そこへ紫のロングヘアーの妙齢の女性(CV島本須美)が現れ、ローブウーメンを跪かせてありがたいお言葉を。
「あの子は何処へも行けません、この世界は全てが繋がっているのです」と意味ありそうでなさそうなことを言ってから、
満面の笑顔で「戻ってきたならきついお仕置きをせねばですね、世界の鍵を盗むなど」。
怖い人が本気で怒った時はむしろ笑顔になるというのはよくある描写ですが、しかしこの笑顔、全然怖くない。
怒る時に笑うっていうのはね。あふれ出る怒気や殺気や狂気を笑顔作ることで無理矢理紛らわせて理性を保っているか、
さもなきゃこれから怒ってブチ切れられるのが楽しくて仕方なくて自然に笑みがこぼれてしまうか、
どっちにしてもMK5のきっつい警告ランプなんですよ。マジ切れる5秒前、略してMK5。SS作家が若い頃に流行った言葉です。チョベリバと同じ頃。
とにかくそういう、「のどかな山の足元で実はマグマが猛烈に煮立っている」っていうのがよーくわかる表情にしないと伝わらないのよ。わかる?
若作りのおばさんがただ笑顔浮かべてキツそうな台詞を口にするだけてお前、いくら何でも人間観察と表現力足りなさすぎやろ。島本須美がもったいねえ。
0161名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:30:48.54ID:sA2PC3QB
場面は変わって、クレイン君のおうち。
フリュネのブローチを解析してたら「どぉーーーん!!(笑)」と雄叫びをあげていきなり目の前に現れた、謎のツインテール少女。
この子が世界の鍵なのかはわかりませんが、やたらテンションが高くて相当足りない感じがする子です。一人称も「ネッサ」と自分の名前。
クレイン君、PCから出てきたのネッサを「フリュネのドッペルか?」と当然疑いますが、ドッペルと違い実体として触れることができる。
フリュネと何の関係が?と聞いてみても本人何も知らない。それどころか「ネッサを置いていった?フリュネって人ネッサのこと嫌いなの!?」と泣きだし
焦ったクレイン君が「そんなんじゃないと思うけど…」とフォローすると「だったらよかったわ!」といきなり泣き止んで笑顔になる情緒不安定っぷり。
……こいつぁやべえ、感情の振れ幅が大きすぎて扱いに困るタイプだ。空気読めずに所構わず爆笑したり泣き喚いたりする、情動を全く抑制できないタイプ。
感情表現が豊かだから距離とって見てる分には子供っぽくて微笑ましいけど、近寄って真面目に付き合おうとすると振り回されて消耗させられて色んな意味で死ぬ。
まかり間違って彼女なんかにした日には、別れ話を持ちかける度に号泣して話にならず、仕方なくこっちから折れるのを何十度となく繰り返すことになります。マジ悲惨。
なんでこの作品はこんな、お近づきになりたくない性質の人ばっかり出してくるんよ。いくら何でも見ててきっついわ。

少し目を離した隙にネッサ、居間へ降りて両親のドッペルに御挨拶。
ドッペルに触れられるネッサを見て、クレイン君は改めてネッサが人間じゃないと実感します。
一晩のうちにフリュネだけじゃなく別の女も引っ張り込んだのか!?と疑った両親も、それを見て息子の「これはフリュネの忘れ物だ」という言い訳を信じ、
本人に返すか警察に届けるかしろと至極尤もなアドバイスを。
というわけでクレイン君、自転車にネッサを乗せ、街まで走る。ひたすら走る。
ネッサ、後ろの荷台でも全く大人しくしない。はしゃいで立ちあがってのしかかって自転車から落ちて、またはしゃぐ。
クレイン、「なんだよもう…」とぼやく。二話目にして初めて登場人物と心情が一致しました。
0164名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:36:47.50ID:sA2PC3QB
しばらくして街へ着く。がらーんとして寂れていますが、それは街と言っても公的機関があるだけで、人はあまり住んでいないからなのだそうです。
え?何言ってんのこの子?官庁街って元々そんなに人住んでないよね?それでも働いて出入りする人が多くて下手な商店街よりずっと栄えてるよね?
実際そこで経営してる店の看板も映ってるし、いくら何でもこんなゴーストタウン呼ばわりはおかしいよ?どういうこと?
まさかと思うけど、作画の都合で雑踏描くのを省いた?省エネ作画で行く方針なのを劇中で言い訳させた?
そう考えると、家の食器棚に食器が並んでたのに食事シーンが栄養補助食品だけだったのも納得できる?まさか、そんな?
とか思っているうちにネッサ、勝手にクレインから離れ、そのまま石造りの時計塔に無断で侵入します。
クレイン君がアテにならないのはいいとして、警備はどうした?
街のド真ん中の時計塔、色々危ない設備があるし高さかなりもあるから、防犯や安全のため最低限鍵をかけてセキュリティ措置を施すのが当然なのに
入口は開け放たれてるどころかそもそも扉がない。おかげでネッサもクレインもあっという間に頂上へ。なんだこれ。
そのまま命綱もなしに柵のない屋根へ出て、二人で眼下を眺めていると、広場にキャンピングカーがいっぱい停車してるのを発見。
「あのモビール(キャンピングカー)は家なんだ。いつ『星』が落ちても簡単に移動できるし」
「『星』?」
「バルーンだよ。街の周りは電波が安定してるしね」
星やバルーンと言っても何のことかわかりませんが、これはおそらく今後明らかになる設定なのだと思います。
続けてクレイン君が言うには、この世界では特定の住居を持たず、あのようなキャンピングカーで漂泊の暮らすのが普通なのだそうです。
遊牧民のようにそれによって生活の糧を得るライフスタイルになっているようには見えないので、
おそらく星やバルーンと言われるものと関係しているか、そういう前提・世界観の上に成り立ってる話なんでしょう。
0165名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:37:24.24ID:sA2PC3QB
と思ったらネッサ、「みんな迷子なのね。みんなただいまーって帰れるおうちがないのね」と悲しそうなトーンで呟き、
いきなり地面へ瞬間移動。比喩でなく本当に瞬間移動。クレイン君が数秒目を離したら、もう時計塔から降りて地面をテクテク歩いてました。
お前は白井黒子か。それとも飛び降りて五点着地でもやったんか第一空挺団みたいに。

時計塔から降りたネッサは、広場のキャンピングカーが停まっている一角に到着。遅れてクレイン君も到着します。
ネッサ、クレイン君を無視して、音楽を聴いてるおじさんに「ねえ何それ?」と話しかけ、勝手に機器に触れます。そしたらいきなり物凄いノイズが発生しました。
続けてキャンピングカーを物珍しそうに眺め、何気なく車体に触れてみたところ、いきなりエンジンがかかって急発進。
持ち主は車の傍でくつろいでて運転席にはいません。完全無人。車はそのまま別の車に衝突して横転してしまいます。
しかしネッサは「あーあ行っちゃった」と驚きもせず残念そうにこぼすだけ。
今度は近くにあった人形に触れてみたら、明らかにまともじゃない挙動を開始。
すぐ横で笑ってる赤ん坊を指さして「赤ちゃん楽しいって〜♪」と笑いますが、人形はどう考えてもプログラム通りに動いてない。そもそも動くものなのかもわからない。
更に人形を離れて、別の人が日よけに立てていたパラソルに触れてみると、なんといきなり高速回転を始め、トンボ花火のように空へ飛んで行ってしまいました。
広場は一気に地獄絵図に。どの車もあらぬ方向へ勝手に走りだし、人はパニックになって逃げ惑い、パラソルはロケットみたいに打ち上がりまくる。
そんな阿鼻叫喚を目の当たりにしながらテッサは、「みんな楽しそう〜〜♪」と今までにないほど超上機嫌になっていました。
人が苦しんでるのを見るのが楽しいサディスト的な笑顔じゃなく、皆が本気で喜んでると思って無邪気に笑ってる。
そのうち群衆は「あいつらの仕業だ!」と二人に眼を付け、状況のヤバさを肌で感じたクレイン君はネッサを抱えて広場から逃走します。
0166名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:37:42.84ID:sA2PC3QB
………あれ?おかしなところが何もねえぞ?それどころか普通に面白いぞこのシーン?
ネッサの発揮した不思議な力って一方通行のベクトル操作っぽいな?とは思いましたが、
大惨事を引き起こしてなおその自覚なくゲラゲラ笑ってるところが、ウザいとか空気読めないとか通り越して本当に怖い。
これに感情の抑制ができない性格が本格的に加わったら、CV島本須美が言ってたような世界の鍵どころか、破滅の化身にだってなり得る。
なんだこれすげえ。大器の片鱗に触れた気分ですよ。すげえ。ここから一体どうする?どうなる?

シーン切り替わって、逃げ切った橋の上でぐったりするクレイン君と、対照的に相変わらずはしゃいでるネッサの姿。
もういいお前をセキュリティに預けに行くと当然の宣告するクレイン君に対し、
ネッサは「クレインがネッサを呼び出してくれたのよ、だからクレインのところがネッサのおうちなの」と、やはり状況や相手の気持ちを把握せずニコニコ。
それを見て「ネッサの笑顔が怖い」と思う気持ち、よくわかります。
あれだけのことをしでかして話が通じないどころか、懐いて離れようとしない。まさに疫病神そのもの。
出会いからしてフリュネが押し付けてきたものだし、これ以上一緒にいたら、どう考えても悲しみよこんにちは、さよなら涙くん(涸れ果てた)になってしまいます。
仕方なく取っ捕まえて無理矢理連れていこうとしたら、さっきまで普通にさわれていたのに、スカッと手が通り抜けてしまいました。
それを見てネッサ、思うところがあった様子でセキュリティ行きに納得し、フリュネのブローチと一緒に無事に署へと預けられました。
これでようやくひと安心。クレイン君はひとり帰宅の途につこうと、停めておいた自転車の所に向かいます。
ババーン!!(バラバラに分解された愛車)
飛行船のポンコツ三人組「仕返しよ、し・か・え・し!!連行ーーーっ!!」
……さっきまで名作アニメの予感が間違いなくあったのに、猛烈に嫌な予感がしてきました。教官の無茶振りの気配を感じ取った男塾塾生の気分です。
0167名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:41:05.60ID:sA2PC3QB
クレイン君、脅されても殴られてもないのに素直に三馬鹿に連行されます。
頭痛いですが話の都合ってことで目をつぶりましょう。そうじゃないとSS作家の精神が持たない。
連れて行かれたのは、裸電球の灯る薄暗い石造りの地下倉庫。その灰色の部屋にいたのは、チビ女が兄様と、他二名が兄貴と呼ぶ謎の青年でした。
軍服のようで軍服でない変な制服っぽい服を身に着けて、唯一の調度品であるちょっと豪華な長椅子に腰掛け、
横にチビ女を侍らせてキザっぽい態度を見せる、色んな意味でセンスのよくわからない青年です。インテリヤクザ気取りのボンボンか?
チビ女は青年の首に手を回して抱きつき、まるで娼婦のように寄り添っています。青年もたしなめません。
「へえ、お前か、」
気取った素振りで足を組んで、組み終わってから話を続ける青年。組んでる間は無言でした。
「あの巫女を匿ってたのは。なあ少年、あの女はどこだ?」
無駄にキザで中途半端にナルシスト。問答無用なわけでも礼を尽くすわけでもなく、凄みもキレも何もありません。ただの間の抜けたあんちゃんって感じ。
当然クレイン君は「知らない、朝になったら消えてた」と返しますが、そしたらあんちゃんに抱き付いてたチビ女がまたも
「えっちーーー!!!朝まで一緒にいただなんて!!!」とまた騒ぎだし、ノッポとデブにまた消毒を命じ二人も「イエッサー」とその体勢に入りますが、
あんちゃんが「エンリ」と名前を呼びかけて止めます。チビ女エンリ、むくれてそっぽ向く。
そりゃあ、こんな狭い密室で粉塵ぶちまけられたら窒息して会話どころじゃなくなりますし。馬鹿な部下を持つと苦労しますね。
話を続けて、さっきのベクトル操作騒動についてクレイン君に聞くあんちゃん。
「俺じゃない、フリュネのドッペルが」と口を滑らせるとあんちゃんが興味を示したので、慌てて「今はどこ行ったか知らない」と取り繕います。
そうしたらチビ女が「嘘つき!知ってるくせに!だってえっちなんだもの!!」とまた割り込んで来ました。四つん這いでケツ突きだしながら身を乗り出して。
0168名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:42:24.88ID:sA2PC3QB
人間のよくある心理として、ある人物や物事について大した理由もないのに殊更表に出して嫌ってる場合、
逆にその事について物凄く興味を抱いていて、でも素直に認められず手を出せていないというのがほとんどなんです。
それが人物でなくて事柄だったなら、それに対して結構な才能を持っていることが少なくない。
つまりこの子、おそらく未経験で耳年増なだけでしょうが、ドスケベの資質をかなり秘めています。
性癖はノーマル寄りで、こじらせてるものはない。SS作家の経験上、「えっち」って言葉を使いたがる女の子は概ね精神的にまともです。
性欲強くてもメンタルにおかしな所はなく、良くも悪くも普通の女。なぜかと聞かれても答えられません。ただの経験則です。
逆に「えっち」という言葉を使わない子は、色んな意味でまともでない率が高いので注意です。「まともでない」の内容は幅広過ぎて語り尽くせません。
なお彼女が未経験というのは、あんちゃんを兄様と呼んでベタベタしてるところからもわかります。
性的常識人が性の何たるかを体で知ってたら、仮に実の兄だとしても男にあんな甘えて恋人以上みたいなくっつき方はできません。
そういう意味では、この子のキャラ造形は意外によくできてますね。性をベースに考察してみたら、行動になかなか説得力がある。
でも頭の中身が残念すぎて物語に邪魔すぎるのが非常に残念です。舞台が全く別の作品だったなら。
なお、上で述べた「物凄く興味があるけどそれを認められなくて手を出せない」というのは、
欲しくてたまらないのに手が届かないSour Grape(酸っぱい葡萄)、いわゆる負け惜しみとは全く違うものです。
かつての古巣に帰りたくて戻りたくて仕方ないのにそれを誤魔化すために叩いて唾吐きかけたがるような心情などとは、まかり間違っても混同しないでください。
0169名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:46:28.08ID:sA2PC3QB
閑話休題。
チビ女が割り込んで好きなようにまくしたててると、あんちゃんは手をヒラヒラさせて「帰っていいぞ」と告げました。
この程度の尋問未満で帰すなら、なんでチャリをバラして拉致ってまでこんな地下室に呼んだんよオマエ。
言われた通りにクレイン君が立ち去ろうとすると、
「この世界じゃ!働くことも、体を動かすことも、面倒臭いことは全部ドッペルがやってくれる。
 でも、自分が直接その肌で感じたことは、段違いに衝撃だ。そうだろう?少年」と芝居がかったミニ演説。
ストーリーやキャラ造形的には一体なんやコイツとしか思えませんが、視聴者としては世界観を説明してくれて少し有り難いです。
視聴者としては世界観を説明してくれて少し有り難いですが、ストーリーやキャラ造形的には一体なんやコイツとしか思えません。
クレイン君、そのまま帰宅の途に。自転車を壊されてしまったので仕方なく断崖の海岸線を徒歩です。
それを尾行する阿呆×3。尾行とは言いましたが、あまりに低レベルすぎて尾行になっておらず、クレイン君は心底呆れます。
あー……うん。あんちゃんについて「馬鹿な部下を持つと苦労する」と言いましたが、前言撤回します。
尋問すらまともに出来ない大物気取りのあの上司にして、何ひとつ仕事こなせないこの無能の部下ありだわ。お似合いのバカ兄弟。
こんな事すらまともにできないとは、上がまともな教育を一切施してないか、そもそも施すだけの頭が上にないか、おそらくは後者。いずれにしても弩級の馬鹿。
類は友を呼び友は類ばかりと言いますが、それを見事に実証してくれていますね。本当にひどい。
無能と不義理で業界を放逐されたCCOと、無能と不義理で業界を放逐され気味の代表と、地元の本業から逃げて東京で遊んでる門外漢のバカボンが集まって
当然のように仕事も育成も何ひとつ出来ていない出来ようはずがない、国分寺の隣の介護スタジオが思い出されます。
0170名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 10:46:44.04ID:sA2PC3QB
ようやく家へ帰り着き、クレイン君、いつものパック飯を飲む。なんだか「家が前より広く感じる」だそうです。
ちょっと待ってちょっと待って?あんた、昨日はフリュネを匿って治療しただけ、今朝もネッサを召喚して数分ですぐ警察連れてったでしょ?
ネッサに至ってはトラブルに巻き込まれて物凄い大変な目にまで遭わされて、やっとの思いで離れられたんでしょ?
なのになぜそんなに寂しがるの?あなたやっぱり、前回ちょっと感じた通りかなり病んでないですか?
続けて自室で「僕は自分のドッペルを持っていない、もう一人の自分がいるなんてなんとなく嫌だったし」とモノローグを入れながら、
ネッサのような触れることができるドッペルが存在するのか検索をかけてみます。
あるのはありましたが、闇市場に流通してるセクサロイド、しかも自分の生体データをドッペルとリンクさせなければ用を為さないという代物でした。
当然ネッサに対してリンク作業なんてしてません。謎は深まります。
それにしてもドッペルを「もう一人の自分」という言い方をしているところを見ると、ジョジョで言うところの自律型スタンドのような物なのでしょうか?
実体のない虚像だけど、自分の意志に添いつつも基本は勝手に動いて、その気になれば完全制御もできる自分の分身?
そう考えると、地下室であんちゃんが言った「面倒臭いことは全部ドッペルがやってくれる」という台詞がちょっと理解できる気がしますが、
それが社会をどう動かしてるのか具体的な描写がひとつもないので、理解した気になれるだけです。理解した気になれたところで何の意味もないわ。
0172名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 11:06:36.37ID:sA2PC3QB
不意に父親のドッペルが「話があるから居間へ来い」と呼びにきました。行くと母親のドッペルもいる。
聞いてみると、怪しい場所に行ったり女の子を家に呼んだりという生活態度についてのお話という、親としてまあ当然の心配。
それに対してクレイン君「そんなに心配ならここで一緒に暮らせばいいじゃないか」と真っ当な反論をぶつけるも、
父「それじゃあ自由を縛ることになってしまう。深く理解しあっているからこそ、お互い自由でいられる。それが家族ってものだろう?」
母「家族がひとつの家に留まるなんて、そんなのは信頼のない証拠よ?」
納得のいかないクレイン君の脳裏に「クレインのところがネッサのおうちなの」というネッサの言葉が不意に浮かびます。
結局話し合いは平行線になり、両親のドッペルを強制退場させて場面は終了。

キャンピングカーでの気ままな旅暮らしが現代人の生活の主流というさっきのシーンの話から考えて、
おそらく父母の見解はあのふたり独特のものではなく、フラクタル世界では一般的なものなのでしょう。
率直に言って『古い』と感じました。
「各種科学とコンピュータネットワークの発展によりあらゆる分野が自動化され、労働の必要が激減なしい消滅する」
「遠くでも目の前にいるかのような通信が実現したおかげで、国家やイデオロギーは有名無実化、国境は消え去る」
「それに代わって個人主義自由主義が極致へと至り、煩わしい人間関係は全て消滅し、家族が同居する必要すらなくなる」
全て『1960〜80年代の』SFによくあった発想です。
当時は科学と工業が長足という言葉でも足りないほどの急速な進歩を遂げ、科学万能主義が芽生えた時代。
一方で世界情勢は第二次世界大戦を経て冷戦真っただ中、イデオロギーによる東西の国家対立は第三次世界大戦の危機を常に孕んでいました。
ゆえに、今よりも更に発展した超科学が戦争を初めとする問題を全て解決し、人類は苦しみから解放された理想郷で
ただ好きに生きるだけの安穏とした人生を送る、そんな夢をフィクションに見ていたわけです。
キャプテンハーロックにおける地球人類のような、ゆるゆるとして堕落したようにも見える生活が送れるようになると、みんなそう願っていたんです。
0173名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/17(土) 11:09:53.24ID:sA2PC3QB
ですがこれらは、先ほども言ったように1960〜80年代のSFによく見られたアイデア。
あれから30年以上経って、個人主義や自由主義の問題点はもうとっくに明らかになっています。
地球の裏側とのリアルタイム映像通信が当たり前になっても、人は変わらずひとつの土地と家に住まい続けています。
家族の形がかつてと大きく変わっても、家族と直にふれあう大切さは百年前千年前と何も変わっていません。
機械化、自動化、通信の高速化、その他あらゆる技術が発展した結果、人間の労働は楽どころか更に過酷になりました。
何より、全ての根幹だった科学万能主義が「科学は偉大だが万能にはなり得ない」と完全に否定されてしまいました。
そう、あの頃流行したSF的「未来の人間」観は、共産主義同様もう完全に過去の遺物になってしまっているんです。
そんな大昔の流行を現代風に仕立て直さないまま今更持ってきたところで、古さと不自然さばかりが目立って面白くなろうはずがありません。
おそらく本放送当時あのシーンを見て、SS作家のように違和感を覚えた方は大勢いたことと思います。
これについては脚本家ではなく大本の世界観を作り上げた監督と原案の責任でしょうが、
原案担当A氏の「監督が耳を傾けてくれなかった」という言葉をそのまま信じるなら、監督の感性が極めて古臭く頑なだったのが全ての原因と言えるでしょう。
彼に足りなかったのは知識か思索か向上心か謙虚さか、あるいはその全てだったのか。
0174名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/17(土) 11:13:08.17ID:sA2PC3QB
話を戻しましょう。
この時代の人間には似つかわしくない感性を持つクレイン君、両親との話し合いで憤懣がたまったのか、それを吐きだすかのように近所の草原を走り回ります。
やがて疲れてダウンし、仰向けにゴロン。そうして思い出されるのは、追い出してしまったネッサのこと。え、なんで?
この子が今になってネッサに御執心になる理由が、SS作家には全く理解できません。
受け入れる理由がなく追い出す理由があって、何より超危険で怖い存在だからこそお互い納得ずくで街へ置いてきたんでしょうに、今更何を後悔することが?
あ、そうか。帰ってから性的用途のタッチャブルドッペルを検索して、急に彼女のことが惜しくなったのか。
それならわかる。よくわかる。一人暮らしの若い男だしね。嫌ってほどわかる。頷かざるをえない。
クレイン君のクレーンが、タッチャブルだけに勃っちゃってブルブル震えちゃったんだね。
そりゃあ惜しくて当たり前だ。逃した魚は大きかったね。しびれフグなんて目じゃない天下の大魚だったしね。天下は濁点つけて読まないように。
下品な冗談はさておき、クレイン君は祈りのアナウンスに苛立ちつつ夕暮れ空を仰ぎながら、自分でもよくわからない苦悩の正体を探ります。
昨夜のフリュネ。今朝のネッサ。彼女たちと別れた今夜の自分。何がしたい?どうしたい?どうなりたい?
考えた抜いた末に、薄暮の空の下で彼が導き出したたったひとつの結論は――
「いやだ……ひとりは、いやだ」
0175名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/17(土) 11:24:59.27ID:sA2PC3QB
SS作家は、「孤独な魂が無垢な少女に出会って新たなる目覚めが」とこじつけにこじつけを重ねて考察しようか、
「ネッサとてっさって似てるよね、フグだけに」から始まる下ネタトークの続きを展開しようか、
それとも何事もなかったかのように無視して話を先に進めてしまおうか、
いっそ今まで語りたいけど語る場がなかったささきいさお御大の「おれは新造人間」について熱弁を奮おうか、
この一言について果たしてどう反応したものか非常に困りました。
描写の積み重ねが薄いから、こんなこと意味深っぽいこと言われても説得力が全くありません。
クレイン君がドッペルだらけの世界や一人暮らしについて何を考えてるか一切描いてなかったし、
そもそもドッペル自体が両親と一話のガラクタ市以外で全く登場してないし、
フリュネ・ザ・ゴリラは警視庁捜査第8班みたいに好き勝手やってただけで絆を結んでる様子なんてどこにもなかったし、
コミュニケーションも能力も一方通行なネッサに至っては恐怖の第一位すぎて自分から遠ざけて捨ててきたわけで、
元通りの生活に戻ってめでたしめでたし、でも両親の小言に腹が立ってやってらんねー!!って描くのが普通じゃないです?
それなら納得はできる。ストーリーとして先に繋がるかはともかく、少なくともキャラ描写としては間違ってない。
0176名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/17(土) 11:30:53.38ID:sA2PC3QB
クレイン君のどうでもいい一言に「ああうん、そうだね。そんなことより藤原芳秀が『拳児』の続篇を作ってるらしいよ、楽しみだね」などと考えていると、
草原の向こうから「おーーーい!!」と聞き覚えのある女の子の声が。
声の方向を振り返ってみると、やっぱりいました。街に置いてきたはずのツインテールが、両手を振りながらこっちへダッシュ&ダッシュ。
どうやってセキュリティから逃げてここまで来たんだと思いましたが、あの能力で本気で脱走試みたら誰にも止められませんね。問題ない。
石垣に駆けあがって魔球投げられそうなぐらいハイジャンプしてくるネッサを見て「ネッサの笑顔は、怖くなんてなくて」とモノローグして、
そのままタイタニックポーズで両手を広げて抱き留め、AVでおなじみ駅弁スタイルに。
誇張でも冗談でもなく本当に駅弁スタイルです。駅弁ファックのスタイルです。
ちょっと走り回っただけでフラフラになる程度の体力しかない少年が、あの勢いで飛んでくる女の子を立ったまま受け止められるなんて凄いですね。
それ以外については何も言うことありません。制作責任者の色んな意味で半端な煩悩と技術に、ただうんざりしています。
ここで勢い余って押し倒されて上に跨られたんなら、エロ体位になるのも納得できるリアリティがちゃんとあって、
なおかつ夕暮れに映えるネッサの見下ろし笑顔って印象的なシーンにできたでしょうに。本当にちゃんと監督しろよ監督。

この後しばらく抱きつき続けてから、クレイン君、三匹のガラクタが仕掛けた罠を発見します。
そういえば「江戸中町奉行所」の近藤正臣と田中健とミスター薬物逮捕も三人揃ってガラクタって呼ばれてたなあと思いだしましたが、そこはどうでもいい。
クレイン君が見つけた罠は、草原のド真ん中に宝箱が置いてあるという、周りが落とし穴になってるか宝箱自体に仕掛けがあるかという超あからさまなもの。
しかしアホの子ネッサは見事に引っかかり、止めようと追っかけて行ったクレイン君も一緒に落とし穴→捕獲網のコンボを食らってしまいました。
そのまま飛行船で吊り上げられて何処かへと連れていかれ、第二話・終。
やっと終わったよ第二話。
0177名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/17(土) 11:33:53.72ID:sA2PC3QB
それじゃあ今回のまとめ。
最初にこの話をノンストップで通して見て抱いた感想は、「あれ?普通に見れる?」でした。
そりゃあ気になる所はいっぱいあるというか無いわけがないのですが、第一話のように要所要所で悪い意味で引っかかって
エクスクラメーションマークだらけの感想文を書かなきゃやってられないほど酷いクオリティじゃない。
別れたネッサに会いたがるクレイン君にしても、メーヴェからの謎ダイブ〜糞コント×3に較べれば普通に見れます。
それで気になってスタッフを調べてみたら、一話は監督が直々に絵コンテを切って、二話は別の人がやっていたという違いがありました。
アニメの制作体制にはあまり詳しくないのですが、もしかして脚本と絵コンテの関係というのは、漫画で言うところの原作と作画の関係のようなものなのでしょうか?
同じ脚本でも絵コンテの技量次第で出来上がりに雲泥の差が出てくる?
いくら脚本が良くても絵コンテがヘボならまともな作品にはなり得ない?
絵コンテは脚本の粗筋を壊さない範囲なら好きにアレンジを加えるのが普通で、そういった部分に絵コンテとしての腕の差が如実に顕れる?
そう考えるなら、一話が何もかも擁護できないレベルのクソだったのに、二話が少なくとも体裁だけは整ってたのも納得できます。
なるほど悪かったのは絵コンテか。絵コンテやってた監督か。全て合点がいきました。
0178名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/17(土) 11:39:51.03ID:sA2PC3QB
話を総じて見ると、ストーリーに起伏がないしクレイン君のキャラは希薄だしポンコツ3+1はどうしようもないし
面白い面白くないを論ずる域にも達してないと評価せざるを得ません。原稿完成させてから見せに来いと突っ返すレベル。
ただ、ネッサだけは「おっ?」と思わせるものがありました。
良くも悪くも子供そのもの、何が人の迷惑になるかを理解できないレベル5級の超能力者で、ストーリーの鍵を一手に握る謎の存在。
小池一夫せンせいも認めるであろう見事なキャラの立ち方です。これを中心に転がしていけば、必然的に話はうまく展開されていくことでしょう。
ですから、わずかながらでも期待できる余地があるという意味で、これからの先行きが少し楽しみです。少しだけ。
でも正直にぶっちゃけますと、こんなものどうでもいいから縄を煮たいです。煮て油刷り込んで陰干しして、久々に捕縄術の稽古に励みてえです。
ロープワークを色々覚えておくと意外なときに便利なんですよ。車のトランクに大荷物入って閉じられない時とかに。縄を二つ折りにして使うのがコツというか基本です。
それと関連して、SS作家がチビ女の性的指向を見切れるだけの経験を如何にして積んできたか?というお話もできますが
そこは機会がありましたらいずれ。

DVD第一巻収録分のレビューはこれでおしまいです。次からは第二巻収録の3〜5話へと進みます。
ぽっちゃりしたあの方がお亡くなりになるという話だけは何度となく伺ってますが、果たしてどのように首チョンパされるのでしょう?
それではおやすみなさい。良い夢を。せめて皆さまだけは良い夢を。
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