中国メディア・今日頭条は2日「日本、中国、韓国、北朝鮮各国の一番高いビル、どれが一番カッコいいか」とする記事を掲載した。国の「顔」であり、技術力や経済力の高さの象徴でもある各国最高峰の高層ビルは、いずれも個性的豊かな表情を持っているようだ。
 
 記事はまず、北朝鮮で最も高いビルであるピョンヤンの柳京ホテルを紹介。1987年に建設が始まり、資金難などで約30年後の2016年にようやく完成し、デザイン案では105階建て、高さ330メートルであると伝えた。
 
 続いては、韓国一の高層ビルとしてソウルのロッテワールドタワーを挙げた。こちらは今年開業したばかりの建物で、地上123階・地下6階の129階構造になっており、その高さは556メートルにのぼるとしている。

 そして、日本で最も高いビルとして大阪のあべのハルカスを紹介。14年に開業したオフィスと商業施設、ホテルが一体となったビルであり、高さは300メートル、65階建てであると説明した。
 
 最後に地元中国で最も高いビルとして、昨年3月に完成した上海センタービルを紹介。地上127階・地下5階の132階建てで高さは632メートル、観光エレベーターに乗れば1階から119階までわずか55秒で登ることができるとしている。
 
 4カ国を代表する高層ビルの画像を見比べた中国のネットユーザーの間では、高さこそ中国や韓国に及ばないものの、北朝鮮の柳京ホテルに対する人気が高いようだ。

 「北朝鮮のが最も覇気がある。日本のものが一番ダサい」、「作るのに30年かかったというが、古臭くなくてとても美しい」、「北朝鮮の建物が一番創意がある」、「荘厳な感じがする」などといった感想が寄せられている。
 
 また、柳京ホテルの評価を押し上げた理由の1つに、建設コストの低さがある。

 記事は他の3カ国が100−200億元(約1650−3300億円)程度を投じているのに対して、柳京ホテルのコストは39億元(約643億円)と紹介しており、ネットユーザーから「それで美しいのだから、素晴らしい」との意見が出た。(編集担当:今関忠馬)

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