【北京＝共同】中国国営中央テレビによると、中国海軍は７日、黄海と渤海の一部で数十発のミサイルを使った大規模な軍事演習を実施した。

　中国は今月１日の軍創設90年に合わせて閲兵式や記念式典を開いており、軍トップを兼務する習近平国家主席の権威付けの一環とみられる。

　演習には空軍も加わり、潜水艦や数十隻の艦艇、10機余りの航空機などが参加した。海軍トップの沈金竜司令官らが指揮し、二手に分かれて対抗する形を取ったという。中国軍は計画に沿った定例の演習だとしている。

　中国海事当局などは４日、海軍の軍事活動のため、黄海周辺の海域を５〜８日に航行禁止とする通告を出していた。

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