2017年8月8日、中国の自動車メディア・易車は、中国の自動車市場全体が停滞状況にある中で、日系メーカーが売り上げを伸ばしていると伝えた。

記事は、中国市場におけるホンダ、トヨタ、日産の7月の売り上げデータを紹介。いずれも前年同期比でプラスとなった。最も好調だったのはホンダで、新車販売台数は同11.6%増の11万3803台だったと伝えた。

ホンダは今年2月から6カ月連続で前年同期比2桁増を記録し、1〜7月の累計販売数も同17.6%増。一番売れたのは小型SUVのXR?Vで、これにシビックが続いた。

また、カローラとレヴィンが好調だったトヨタも7月は10万8900台と同11.4%増となった。ただ、累計販売数は同6.2%増と、3社のなかでは最も低い伸びとなっている。

日産は同14.2%増の10万4800台で、6カ月連続のプラスだった。主力のセダン・シルフィが好調で、SUVや商用車も軒並み販売が増えたようだ。

7月単月の販売台数では、トヨタとホンダに加え、SUVのCX?4が好調だったマツダの3社が過去最高を記録した。

記事は、日系メーカーの好調ぶりとは裏腹に、今年に入って韓国系やフランス系の売り上げが明らかに減少していると指摘。その最大の原因に「製品の競争力不足」や「市場の低迷」を挙げた。また、「分析の結果、両者が失ったシェアの70%を日系メーカーが吸収していることが分かった」とも伝えている。

専門家からは「中国人はやっぱり日本車が好き」との意見が出ており、中国のネットユーザーからも「庶民にとって自動車の購入は大きなイベント。関心があるのは品質と価格」との声が出ていることを紹介している。(翻訳・編集/川尻)

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写真はトヨタのお店。