明朝、東山紀之がキャスターを務める報道番組がスタート! 東山が語った反差別の思いと「炎上」を恐れない決意

≪中略≫

東山が言う「マグマみたいなもの」とはいったいなんなのか。おそらくそのひとつは、現在の日本社会に横行する、差別やヘイトに対する怒りではないだろうか。

東山が差別問題について非常に真っ当で、高い意識をもっていることは、10年に出版した自伝エッセイ集『カワサキ・キッド』(朝日新聞出版)からも明らかだ。

同書では、神奈川県川崎市で育った極貧の少年時代や、祖父がロシア人という出自など、それまで明かされなかった数々の秘話を告白しているが、そのなかに、母親と妹とともに3人で移り住んだ川崎・桜本での在日コリアン一家の交流のエピソードが登場する。

〈僕たちの住む地域には在日韓国・朝鮮人の人々が多く暮らしていた。うちのアパートもそんなコリアン・タウンの一角にあった。

近所には、日本名を名乗り、焼き肉屋を営む朝鮮人母子が暮らしており、僕より二つ上のおにいちゃんがいた〉

〈僕と妹が毎日、お宅にあがり込むと、おばちゃんはいつも店の豚足を食べさせてくれる。僕たちはそれにかぶりついた。貧しくてお腹をすかせていた僕たちは、あのころ、あの方々がいなかったら、どうなっていただろうと思う〉

ソース:LITERA 9月30日(土)23時30分
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0930/ltr_170930_6015172873.html

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