韓国全土で使用されているタワークレーンの5台に1台が20年以上使用されていることが国土交通部(省に相当)の集計で分かった。

それによると、現在韓国全土で使用されているタワークレーン5980台のいうち、1271台(21%)が20年以上使用されていた。10〜20年は1437台(24%)、10年未満は3272台(55%)だった。

20年以上使用されているタワークレーンは、今年5月に南楊州市、最近議政府市でクレーン倒壊事故が起きた京畿道が381台で最も多く、ソウル市(249台)、忠清北道(124台)、釜山市(123台)の順だった。

今年5月にサムスン重工業の造船所で6人が死亡、25人が負傷する事故が起きた慶尚南道は、運用中のタワークレーン287台のうち、26%(74台)が20年以上の老朽設備だった。

資料提出を受けた国民の党の金三和(キム・サムファ)議員は「今年相次いだクレーン事故の一因に老朽化が挙げられる。中古クレーンを輸入する業者が年式をごまかして登録するケースが多い」と指摘した。

現在タワークレーン検査など建設機械の構造的安全は国土交通部、タワークレーンの設置、解体など現場作業の安全は雇用労働部の担当だ。

安全保険公団が別の国会議員に提出した資料によれば、2012年から今年5月までに起きたタワークレーン事故には、労災事故270件が含まれ、33人が死亡し、252人が負傷した。

郭守根(クァク・スグン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/10/13/2017101301657.html

>>2以降に続く)