中国メディアの東方頭条に「中国料理が日本料理ほど高級扱いされないのはなぜか」とする記事が掲載された。

記事はまず、「経済成長とともに多くの中国人が海外に出かけるようになり、中国料理も世界的に広がり、海外での評判も味も良いのに、日本料理ほどの評価は得られていない」と指摘した。

日本料理については「ニュースなどで、すし店に客が殺到し、高級刺身に多くの客が金に糸目をつけないなどと報じられている。中にはお米だけを売り物にする店まであり、しかも高く評価されている」とした。

一方、「美食大国」のはずの中国の料理については「いつも安価で大衆的というレッテルを貼られ、日本料理が欧米で高級料理の代名詞となっているのとは対照的だ」とした。

記事はこうした違いについて、中国では「食は重要だ」とされながらも「ただ読書のみが尊く、それ以外は全て卑しい」という風潮が現代でも残っていることや、日本や韓国の料理店が少ないメニューに集中しているのに対し、中国料理はあまりに多彩すぎて研さんが難しいことも影響していると分析している。

さらに、日本料理店は静かで落ち着いた環境が守られているのに、中国料理店は高級店であっても店内が騒がしいことも多く、そうしたことが高級扱いされない原因になっているとも伝えている。(翻訳・編集/岡田)

http://www.recordchina.co.jp/b192382-s0-c60.html

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