【中国】詰め込み教育はイヤ 中国で公立校離れ、共産党は無認可校に懐疑的[10/28]
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中国西部に位置する四川省の省都、成都に住むルビー・リさんは大学院で文学を修めた。中国の教育制度においてほぼ頂点に上り詰めたといってよいだろう。
2人の子供の母親となったリさんは、自分が子供たちと同じ年ごろだった時に耐えたひどいプレッシャーや、帰宅後も延々と宿題に取り組む生活を、子供たちには経験させたくないと思っている。
彼女は数年前、ビジネスマンの夫と相談して、長男を通常の幼稚園から転園させた。格式張らない柔軟な教育方針を持つ今の幼稚園に移って以降、長男はそれまでより楽しそうで、健康にもなった。加えて、家庭生活全体がより円満になったと彼女は話す。
リさんは裕福なので、成都ウォルドルフ学校に子供を通わせることができる。同校は、20世紀初期に活躍したオーストリアの教育家、ルドルフ・シュタイナー氏が提唱した奇抜な哲学を実践する私立の学校だ。
創立者の一人、張李氏によれば、創造的な教育を施すことを目的としており、音楽や物語の読み聞かせ、遊びをふんだんに取り入れた教育をする。構内はみすぼらしいが、活気にあふれている。墨が盛んに飛び散った書道室は自慢のタネだ。教室の壁には石器時代の洞窟壁画が描かれている。
これは授業の一環で園児たちが制作した作品だ。帰宅時間になっても、小さな子供たちが木によじ登って遊んでいたりする。
■「雨後のたけのこのように」急増
中国の豊かな都市の子供たちは数学、科学、国語の国際的な試験で素晴らしい成績を上げている。その教育制度は海外からすれば垂涎(すいぜん)の的だ。だが、中国国内の受け止め方はまちまちである。
中国の親たちは次のことにいら立ちを感じている。公立の学校はあまりにも競争が激しすぎ、子供たちは試験に追いまくられ、大きなストレスを受けている。カリキュラムは創造力を育むことよりも試験のための詰め込みを重視する。
こうした不満の表れとして、公立校に通う生徒が、海外の大学の入学試験に備える私立校へ恒常的に流出している。
もう一つの傾向は、通常の学校よりも柔軟な教え方をする学校が増えていることだ。英ケンブリッジ大学の研究者、孫一帆氏は進歩的な学校が「雨後のたけのこのように」急増しているという。
そうした学校の一つにウォルドルフ学校がある。2004年に開校した成都ウォルドルフ学校は、中国で初めて「ウォルドルフ」の名を冠した学校だ。同校では幼稚園から高校まで(3歳から18歳まで)約500人が学ぶ。ウォルドルフ学校は現在、中国の70前後の大都市で開校している。
同校が進める自由な教え方は、モンテッソーリ学校(中国国内のモンテッソーリ学校は、幼稚園レベルで少なくとも900校に達しているとされるが、恐らくそれより多い)に似ている。
■在宅教育を試す家庭も
ウォルドルフ学校に子供を通わせる親が「精神科学」に関するシュタイナー理論を十分理解しているとは思えない。農業に対する彼の神秘的なアプローチについてはなおさらだ。これに対して孫氏は、親たちはシュタイナー理論の中に伝統的な中国の哲学に通じるものを感じ取っているという。一部の中国人は中国哲学の方にはるかによく順応している。
もう一つの流行が、中国古来の文化に直接根差した教育である。この種の教育に取り組むのは地方の小規模な学校が多い。弓道、伝統医学、儒教などの科目を教える。
全日制の生徒は一握りしか受け入れない学校があるが、研究会やサマースクールの人気は高い(すべての親が愛情や触れ合いを前面に出す教育を望むわけではない。対極として、昔のように、古典文学や哲学の文献を生徒に暗記させること以外にほとんど何もしない学校もある)。
息が詰まりそうな公教育の抑圧からわが子を解放したいと望むものの、手近な代替手段を見つけられない親の中には、在宅教育を試す者がいる。
中国の研究機関、21世紀教育研究所が今年発表した調査によれば、子供に在宅学習だけをあてがう家庭は6000前後にとどまる。だが、絶対数は少ないものの、毎年3分の1程度の伸びを記録していると、同研究所は推定している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22625430U7A021C1000000/
(>>2以降に続く) (>>1の続き)
■公立校でも選択科目を設けられる
9年間の義務教育期間(6〜15歳)向けに国が定めたカリキュラムには、実験を行う余地が多少ある。
研究者でコンサルタントの江雪芹氏によれば、小学校では通常、必修科目のほかに幾つかの選択科目を設ける時間的余裕がある。やる気のある教師なら、必修科目においても伝統にとらわれることなく教えることができる。
一方、進歩的な学校の中には、国が定めるカリキュラムに表面上は従いつつも、実際には独自の教育を施すところがある。これらの一部は、学校として運営するため政府の認可を得ている。
だが、認可を受けるまでの複雑なプロセスを避けるべく、認可校と提携するところもある。多くの小規模な学校は、政府の認可を得ずに運営している。
一部の進歩的な学校が政府の認可を得ていなくても、裕福な親たちは動じないようだ(成都のウォルドルフ学校は幼稚園および小学校の認可は得ているが、中学校の認可を取得するためにはキャンパスを広げる必要がある)。
その一方で、子供たちの今後の教育について懸念する親もいる。子供たちを海外に留学させるつもりならば、そのまま進歩的な学校で学ばせてもリスクはないだろう。
だが、中国の大学に入学するため全国統一試験の受験を考える親は、往々にして、その時期だけ伝統的な学校に転校させる道を選ぶ。人生を変えるかもしれない試験を受けるのに、リスクを取りたいと思う親はほとんどいない。
■イデオロギーの点で心配
自発的で創意あふれる若者たちが優れた教育を受ければ、中国政府自身も得るものは大きい。イノベーションを生み出す力を中国経済に持たせるためには、こうした人材が必要だ。
政府は00年代初期、授業をもっと活気あるものにし、より多様な教科書を採用するよう学校に促し始めた。だが全国大学統一入試がある限り、学校には、生徒たちに退屈な詰め込み教育を施す強力なインセンティブが働く。親はこのテストが持つプレッシャーを遺憾に思っている。
ただし、客観性に欠ける評価には不信感を抱く。(大学入試などの)腐敗につながる可能性があるからだ。
中国共産党は、主流から外れたこれらの学校教育に対する懐疑的な姿勢を崩していない。無認可校の中には、キリスト教やイスラム教など受け入れがたいイデオロギーや宗教を広めかねないものがあると心配している。
政府が2月に発した文書は、義務教育を受けるべき子供が自宅や伝統文化を教える学校で学習しても、国が認可した教育機関で学ぶことの代わりにはならないと親たちに改めて認識させた。
進歩的な学校を政府が禁止する公算は極めて小さい。富裕層の親たちが強く支持しているからだ。中産階級を満足させることは党の優先事項である。だが当局は、学校にあまりに多くの自由を与えることに慎重だ。
政府は今年、中国語に翻訳された外国の児童書について、出版点数を制限した。私立校に共産党委員会を設置し積極的に活動するよう強力に働きかけてもいる。もしこれらの政策が実験的な教育への意欲をくじくことがあれば、敗者となるのは中国の子供たちだ。
(おわり) 土人にゆとり教育すんのかwww
やってくれwwwwww 詰め込み教育がいいんだよ。
日本なんて、ゆとりで失敗したのにアクティブラーニングとか言い出してるからな 時期を考えない詰め込み教育が悪であって
詰め込み教育そのものは悪ではないからな
共産党の場合は無認可校で反共産思想を埋め込まれるのが困るだけでしょ ゴミ情報が詰め込まれる教育はいやだろう
折れなら徹底的に拒否する
0点で構わない 読みづらいので読んでないけど
日本も三国の似非学校に対する補助金は全て無くすべきだと思う >息が詰まりそうな公教育の抑圧からわが子を解放したいと望むものの
中国共産党の支配を甘んじて受けてるクセに
よく言うわ
子供をゴミタメから解放したけりゃ
先ずゴミタメ(中国共産党に支配された中国)をなんとかせーよ。 「中国共産党万歳」という書き込みに「腐敗した無能な政治に万歳と言えるのか?」などと辛辣(しんらつ)な中国共産党批判をしてサービス停止になった人工知能とのチャット・サービス。
8日、記者が再び会話を試みると、「何を言っているのかわからない」という答え。
さらにもう一度打ち込むと、「話題を変えよう」との答えが返ってきた。
インターネットの言論規制を強める中国。この人工知能は共産党批判をしないように
再教育されたのだろうか、質問には「話題を変えよう」と答えるようになっていた。 実は小さい頃にしっかり暗記をさせると能力高くなるんだぜ 暗記のない勉強があったら教えて欲しいのだが
勉強って新しいことを覚えることじゃねえの? でも親は詰め込み教育で成功してるんだろ?
ストレス発散を家族が担わないでどうする どーなんだろね。
なんのかんのいっても結局、中共がタガにはめるだけのような気がする。
あの国が求めているのは、イノベーションなんかではなく、
中共に従順することなのだから。 そう言う学校に通ったら、国内大学の受験資格得られないのでは?
留学させるのかねぇ うわぁ〜!シュタイナー教育が中国にまで進出してるんだ。 シュタイナーみたいなのが乱立したらどうなるかな。
人口も民族も多いから、
収集つかなくなるんじゃないの? >>21
まぁたぶん、中国内の大学は受けないんじゃないかな? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています