経済産業省は2日、輸出貿易管理令の一部を改正する政令が閣議決定されたのに合わせ、これまで使用してきた輸出管理上の国別カテゴリーの名称を見直すと発表した。これまでは輸出管理制度において優遇措置が得られる「ホワイト国」と、その他の「非ホワイト国」の2つの名称を用いてきたが、今回「ホワイト国」を「グループA」に名称変更し、「非ホワイト国」は「グループB〜D」の3つのカテゴリーに分ける。韓国は今回の政令改正で、グループAからグループBに変更となる。

経産省は「非ホワイト国でも、利用可能な包括許可の種類など実務上の扱いが異なることから、より実態に即した分類にするため全体を4カテゴリーに再分類した」と説明する。

優遇措置が得られるグループAの代表的な国は米国や英国などがあたる。グループBは「輸出管理レジームに参加し、一定要件を満たす国・地域」としており、韓国のほか、リトアニアなどバルト3国が当てはまる。グループDは懸念国の扱いで、北朝鮮などが該当する。グループCはグループABDのいずれにも該当しない国・地域とした。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL02HMW_S9A800C1000000/
日本経済新聞 2019/8/2 12:03

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