【ワシントン時事】米インド太平洋軍のデービッドソン司令官は4日、米シンクタンクで講演し、中国有事の際に重要軍事拠点となる米領グアムに強固な統合防空・ミサイル防衛体制を築くことが「最優先だ」と強調した。昨年7月にはグアムへの陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入に言及しており、改めてグアムの「要塞(ようさい)化」を進める意向を示した形だ。

 デービッドソン司令官は、グアム周辺で中国軍の艦艇や潜水艦による活動が活発化していると指摘。北朝鮮の弾道ミサイルに対処する目的で配備されている迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」だけでは不十分で、「360度全方位からの多様な脅威に備える必要がある」と主張した。
 グアムにイージス・アショアを配備すれば「イージス駆逐艦3隻をミサイル防衛以外の任務に回すことができる」とも強調した。

時事ドットコム 2021年03月05日14時15分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030500823&;g=int

https://i.imgur.com/L3709zm.jpg
米インド太平洋軍のデービッドソン司令官=2018年6月、ソウル(EPA時事)

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