https://news.yahoo.co.jp/articles/9b9be9f1ff79c2833ed1ef7d7efc2dd969b7a6fa
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曰く付きの高速鉄道計画

 インドネシアで中国が受注した高速鉄道計画が、ここへきて新たな問題を抱えていることが明らかになった。

 これまでにも建設に関わる費用の肥大化や用地買収の遅れなどから完工時期が何度も延期されるなどの問題点が明らかになっており、苦肉の策としてインドネシア政府が日本の参加・支援を協議する事態にもなっていた。

 そうした費用、完工時期の問題に加えて、今回さらに、鉄道建設工事が周辺住民の住宅に影響を与えたり、水質汚染、大気汚染、洪水などが生じる環境問題を起こしており、路線周辺の住民が「国家人権委員会(コムナスハム)」に訴える事態になっていることを、米政府系放送局「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」が報道したのだ。

 ジャワ島西部にある首都ジャカルタから南郊の西ジャワ州ボゴールを結ぶ全長143キロメートルの高速鉄道は、受注段階で中国と日本が激しく争い、最終的に中国が受注したという日本にとっては因縁の計画だ。

 それだけに中国受注で進められている現在の建設工事において数々の問題が持ち上がっていることに対して、それ見たことかと冷ややかな見方が日本サイド、日本への発注を推進したインドネシア政府関係者の間で急速に広がっている。

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