2023.05.11 午後8時13分

思い出の「ドゥリ」が27年ぶりに再び劇場に戻ってくる。キム・スジョン監督&原作の「赤ちゃん恐竜ドゥリー:氷別大冒険リマスター」が24日、劇場公開を控えている。この作品は1996年に公開された唯一のドゥリの劇場版で、デジタル復元作業を通じて画質と色感をアップグレードした。映画公開に先立ち、去る8日、ソウル中区CGVシネライブラリーでキム監督が試写会後に記者たちと会った。

この日の記者懇談会では、思い出の再召喚に対する関心とともに、まるで氷河の中で長く寝なければならなかったドゥリのように停滞した韓国アニメ産業に対する懸念の声が出た。

現在、劇場で日本アニメがヒットしているのとは対照的に、韓国映画はこのような成果を出せず、特に劇場版アニメはかろうじて命脈だけ維持する状況だ。

キム監督はドゥリが封切りした時も今も韓国でアニメを作るのは容易ではないことだと打ち明けた。キム監督は「アニメ監督であり漫画家でありながら、制作者として新しい作品をずっと皆さんに共有することができず、すみません。 韓国劇場街で日本のアニメがこんなに興行するのを見ると、心が苦しい一方で、罪悪感も感じる」(中略)

韓国アニメは子供向け、日本やアメリカアニメに比べて質が落ちるという認識が小さくなく、相当部分事実でもある。だからポロロのように既によく知られており、子ども観客の安定的確保やキャラクターグッズなどの販売が保障されるいくつかの作品以外は投資を受けることも容易ではない。(中略)

2021年の場合、劇場用の長編6本を含めて72本の韓国アニメが公開されたが、このうち乳幼児対象の3Dアニメが55本を占めた。

2020年の韓国アニメ劇場版の総観客数は28万2975人に過ぎず、2021年には22万1834人に減った。(以下略)

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