カートリッジのヨーク(磁気回路)はアースされており、その上に巻線が巻かれているが、マイナス側がアースされる前提で巻かれている。
簡単に言えばマイナス側がヨークに近く巻かれている。
MM型カートリッジは負荷容量で特性をコントロールしているが、もし巻線のマイナス側がアースではなく信号電圧が出ると、ヨークとの間の静電容量が負荷となり特性が変わってしまう。
そもそも巻き方がバランスしていないので、形だけバランス接続にしてもバランスしない。