>>229
風鳥亭は四日目を迎えたが儲けは出ず、てんは針仕事の再開を決意する。
当時の大阪の落語界は二大派閥に別れていた。気楽亭文鳥の伝統派(約150人)と面白ければいいという寺ギン率いるオチャラケ派(約80人)である。
藤吉は伝統派の八光にうな重を出し出演を依頼するが、「並みやないか!」と断られてしまう。
仕方なく寺ギンに頼みに行くが相手にしてもらえない。
たまたま会った伊能と歌子の店で酒を飲む藤吉。
なぜ落語家にこだわるのか?という伊能と藤吉は衝突しつかみ合いのケンカに。思わず藤吉はビール瓶をつかむが、なぜか二人仲良くなって帰宅する場面に。
二人とも藤吉の家で寝てしまうが夜中に伊能がパチッと目を覚ます。
隣の部屋にそっと忍び込む伊能だが、てんがまだ針仕事している。
伊能は母親もよく夜なべしていた、といい、妾だった母親から父親に引き取られて、もう会えない母親が好きだった活動写真の事業をしたいと夢を語る。
深夜に玄関外に出た伊能が、てんに、文鳥に会ってみないか、と藤吉への伝言を残して帰る。
(ちょっとおかしいけど大体こんな感じかなぁ)