フランク王国の一部であるアウストリア王シギベルト1世の妃ブルンヒルドはいろいろとやらかした報いで
馬に手足をつながれて八つ裂きの刑にされたという。この「いろいろ」が面白いから調べてみてほしい。

「フランクとブルグントの軍は一つとなり、皆が共に邪悪なブルンヒルドは死ぬべきだと叫んだ。すると
王クロタールは彼女をラクダの上に乗せて軍の中を引き回すように命じた。それから彼女を荒馬の足に
結びつけ手足が裂けるようにした。ついに彼女は死んだ。彼女の墓場は炎の中であった。彼女の
骨は焼かれた。」

ブルンヒルドの強烈な個性は叙事詩「ニーベルンゲンの歌」で争い合う二人の王妃ブリュンヒルデと
クリームヒルト双方のモデルになったと考えられている。