源氏物語の翻訳者 アーサー・ウェイリーについて
源氏物語が世界中で読まれるようになったのはアーサー・ウェイリーのお陰ですが、この人はかなり興味深い人ですよね。
バージニア・ウルフとも交流があったり、語学の天才だったとか 世界広しといえども、源氏物語と論語を両方英訳したのは、こいつぐらいなもんだ。 何年か前にウェイリー版の逆翻訳が出たようだけど、全部ではなかったかと。 津田梅子は源氏物語の英訳を依頼されて
「あんないやらしい物を!?」と断った。 >>7
津田は幼くしてアメリカに渡り、アメリカ育ちで脳がほぼアメリカ人だから、福音派的保守のおつむだよ。
異文化に寛容な英国人のウェイリーと違い、源氏物語の良さを理解する思考ができる人ではない。 俺の高校の時、古文の先生も「源氏物語はエロ本だからな」とw 鈴木大拙は万葉も源氏も認めていない。平家物語はいいらしい。
思想史的には平家物語のほうが重要だろう。 今、日本のTV、特にNHKは平安時代、源氏物語だらけ さて、今夜から「いいね!光源氏君」をNHK総合で集中再放送か 源氏物語 A・ウェイリー版(1) [訳]毬矢まりえ、森山恵
https://book.asahi.com/article/11578498
アーサー・ウェイリーによる英訳『源氏物語』(『ザ・テイル・オブ・ゲンジ』)は、一九二五年に刊行が始まった。
九年の歳月を掛け、第六巻で完結。
この長大な物語に世界文学としての場所を与え、いまも影響をもたらし続けているウェイリー訳を、日本語に訳したらどうだろう。
毬矢まりえ・森山恵による今回の翻訳(全四巻)は、百年ほど前のヨーロッパの文化と接触した『源氏物語』を現在の日本語の場へ連れて来る意欲的な試みだ。