クラシックで紐解く世界史
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名曲が生まれるとき、歴史は動く。
ヴィヴァルディは皇帝に協奏曲と〈機密情報〉を提供した?
ベートーヴェンのパトロン遍歴と国際政治力学の関係は?
ロッシーニは独立義勇軍からケチ呼ばわりされてイタリアを捨てた?
クラシック音楽を、各時代における政治力学、王侯貴族間の人間関係、国家の経済状況、革命や戦争などの大事件といった外的要因からみることによって、
現代に残された数々の名曲に秘められた真実の歴史を読み解いていきましょう。 やはりヨーロッパの伝統音楽については、フランス革命の影響を抜きにして考える事は不可能でしょう。
絶対王政から共和制へ…
音楽も次第に、芸術的なものと大衆的なものが結びつけられて行きました。 出雲の阿国の歌舞伎(女歌舞伎)が1603年
モンテヴェルディのオペラが1607年
東洋と西洋で、ほぼ同じ時期に演劇に歌と踊りを加えるジャンルが生まれたのは面白いね 「会議は踊る、されど進まず」で有名なウィーン会議では、
毎夜、どんな曲で踊ったんでしょうね。
まだシュトラウスはいない頃じゃないでしょうか。
今、クラシックで踊りといったら猫も杓子も「ワルツ、ワルツ、ワルツ」って
一般の人は思うらしい。
私が高校生の時読んだクラシック批評本には、
「日本人は田植えのリズムである二拍子が、西洋では三拍子がおなじみで、
これは両国のDNAにしみ込んでいる。この二つのリズムによって、
西と東の気質が語れる」なんてトンデモな本がありましたが。
あくまでワルツっていうのは、十九世紀の一時代、それもウィーンという
都市を舞台とした局地的、ローカルなモノなんじゃないでしょうか。
アルマンドもあればポロネーズもあるし、ガボットもあり、ジーグもある。
三島由紀夫の「鹿鳴館」には、レコードの楽曲を選ぶシーンがあって、
「さあ、どうぞお選びください。ワルツでもポルカでも」っていうセリフが
あったと思いますが、文豪とはいえ、音楽音痴の三島らしいたわごとですね。
まさに近代日本における洋楽受容の宿業である、ドイツ(オーストリア)礼賛の
賜物ですものね。 素朴な民謡ほど、拍子という概念が薄らいでいく。変拍子が多くなる。 三拍子の曲はワルツとメヌエット以外にもサラバンド、ボレロ、マズルカ、シチリアーナ、
パッサカリアといっぱいある。
日本人は三拍子の曲が苦手というのはたぶん事実。オケをやってればよく分かる。
西洋人が二拍子を苦手とするということは別にないけど。 2拍子は人間が歩くリズムだから、地域を問わず馴染みがあるんだろうかね かのバヴァリアの狂王ルートヴィヒU世が職務そっちのけで耽溺したのがワーグナーであった。
ヒトラーはワーグナーの音楽を悪用したというのは勝者の書き換えた歴史。
実は、誰よりもワーグナーを理解していたのがヒトラーだった。 ベートーヴェンとフランス革命との関係について教えてください >>18
仏革命が挫折したときに、ベートーヴェンは「戦争交響曲」で珍しく大儲けした。
>>18
『フィデリオ』初演の時、客の大半はドイツ語を解さないフランス兵だった。 アジア系遊牧民→軽装騎馬隊+歩兵隊→軍楽隊→ウィーン包囲
→アラビア・コーヒー→コーヒー・カンタータ→イ長調トルコ風
→3楽章コルレーニョ→後宮からの誘拐→ベトベン・トルコ行進曲 >>17
ゲッペルスの演奏会評論なんか実に分かりやすく、引き込まれる。
>>18 >>21
当時フランスには政治的な主題によるオペラ、いわゆる「救出オペラ」の
流行があり、ベートーヴェンも大いにその影響を受けている。
(もちろん音楽語法そのものは彼独自の個性であるが。)
例えばケルビーニの「水運び人」(ケルビーニ自身はもちろん生粋ではなく、
隣の半島(?)からの帰化人ですが)
ちょうど日本で幕臣の学者の語学力が明治政府での近代化に欠かせなかった
ように、フランス革命の前後でニ君に仕えた音楽家は沢山いました。
やはり中心を貫くキーワードは啓蒙思想ですね。(日本でも) ドイツなんかで教会とコンサートホールでお客の奪い合いをしていたって話聞いたことあるんですが、本当ですか? 戦中戦後は一般的な編成がままならない中での工夫が見られるよね
ストラヴィンスキーの兵士
メシアンの四重奏曲
オネゲルのジャンヌダルク 1812年とスラブ行進曲のシェバリーン版も忘れちゃいけない
Dover社のスコアがシェバーリン版のときもありましたね 中国のピアノ協奏曲「黄河」
オリジナルではフィナーレに「インターナショナル」が派手に響くが
現在の版(NAXOSの録音など)では和声はそのままで、メロディーが
浮き上がらないようにオーケストレーションを変えている。
ただし、文化大革命の時の録音とピアニスト(殷誠忠)はおなじ。 小澤/BSOの「草原の小姉妹」(PHILIPS)裏面のリストを弾いたピアニストは
文革で粛清されたらしいな。 満洲國のオケも実際は裏で現代まで繋がっているみたいだし・・・・
君が代の編曲(和声付け)をしたエッケルトは、日本の仕事を辞めたあと
朝鮮に渡って李王朝の宮廷指揮者になった。
フー・ツォンの最初の先生は租界時代の上海交響楽団指揮者のイタリア人だった。
文革前の中国には沢山の東ドイツ人やチェコ人の演奏家が教えに来ており、
彼等なくしては現在の高水準はなかった。
ウィーン・フィルの創立者であるオットー・ニコライは
「何でも屋」だったが教会音楽のポストにだけは就いていない。
何故か? >>33
一度だけプロイセンの在伊公館礼拝堂のオルガニストになっているな。
オーストリアでは全く関りなし。
理由はプロテスタントだから・・・ ウィーンの中央墓地にプロテスタントのブラームスと
カトリックのヨハン・シュトラウス(ユダヤ人だが4代前に改宗)が
並んでいるのが、いかにも「観光立国」らしくて・・・・
クラシックという言葉自体が、日本特有の使われ方しているから、
終わったのなんのという話になってしまう。
一次大戦以降は、モダンミュージックといえばいいんじゃないの? フランスのオーケストラ又はフランス人の指揮者が「1812年」を
演奏した記録はありますか? >>39
そんなもんねーだろと思いつつ、ぐぐったらあったw
クルト・マズア(指揮)/フランス国立管弦楽団・チャイコフスキープログラム
(シャンゼリゼ劇場での演奏会)
「1812年」
ヴァイオリン協奏曲
交響曲第4番
http://d.hatena.ne.jp/transparence/20051122 そういう意味じゃあ、ドイツのオーケストラはそこそこ「レニングラード」を演奏しているんではなかろうか 20th Century MAESTROS 10CD SET
チェリビダッケ指揮ベルリンフィルの「レニングラード」
何と1946年録音!!
ホンマカイナ?? まあ、日本でも「黄河」や「白毛女」が演奏される事もあるんだから。 「ナポレオンは死んだが別の男(ロッシーニ)が現れた」(スタンダール) ナポレオンは死んだ。だがベートーヴェンは生きている。
(ブルーノ・ワルター「主題と変奏」) 1945年4月24日録音の
クーセヴィツキー+ボストンの「ティル・オイレンシュピーゲル」
ヒトラーの自殺まであと6日。 >>47
その頃、シュトラウスは崩壊する祖国に慟哭しつつ、多分、世界で最も痛々しい音楽の
一つである「メタモルフォーゼン」を書き上げたばかりでした。
彼は終戦後もなお4年間生き続け、"...ist das etwa der Tod?" という言葉と共に
世を去ります。
それから僅か7年後、遠く離れた極東の国の、痩せこけた肺病上がりの青年が、
やはり悲しみに満ちた「弦楽のためのレクイエム」で世に出ます。
メタモルフォーゼンを初演した指揮者パウル・ザッハーは後年、武満徹にも作品を
委嘱し、20世紀の前半と後半を結ぶ重要な架け橋となります。
因みにザッハーはトーマス・マンの大河小説「ファウスト博士」に実名で登場する
音楽家の中で最後まで、21世紀まで存命だった、言わば音楽史の生き証人でした。 戦前の日本が各国の著名な作曲家に皇紀2600年を祝う曲の作曲を委嘱したら、
英国のブリテンはシンフォニア・ダ・レクイエムを作曲して寄越し、
日本の関係者を怒らせたのは有名な話だな。
因みにこの時同じく祝典曲を委嘱されたR.シュトラウスの皇紀2600年祝典音楽は、
歌舞伎座で初演されたらしい。さぞデッドな響きがしたであろう。 シュトラウスの作品は決して代表作とはいえないが、
同時に委嘱されたイベールの祝典序曲は今では定番。
ピツェッティとヴェレシュの交響曲も、各々の代表作の一つ。
ある意味では今の日本よりずっと進んだ面もあった。
今の日本政府が、例えばペンデレツキやホリガーに作曲を
委嘱するなんて考えられませんからね・・・・ 別に当時の日本政府が直接人選したんじゃないことはブリテンの
例でよく判る。
間に「業者」が入ってて、その「業者」が人選したんだよ。 今の日本やったら、業者に乗せられてもうて、
譜面も読めんJ−Popの自称「音楽プロデューサー」に
音楽監督とか言うもん頼みはって、大金払うて、アイドルくずれの
音程も定まらんバックコーラスかなんか入れてもうて、もう滅茶苦茶に
なりそうやな。
喜ぶのは橋○くらいやで。
>>52
奉祝曲「Anniversary」作曲:YOSHIKI 指揮・川本統脩、ピアノ・YOSHIKI
奉祝曲 組曲「太陽の国」作詞:秋元康、作曲:岩代太郎、演奏:東京都交響楽団、歌唱:EXILE YOSHIKI と Gackt は別格。ちゃんとクラシックの素養があるから。
ヤバイのは孤無露とか釣ん苦とか、譜面も読めないヤシ。
この伝で行くとマリー・アントワネット作曲のクラヴサン曲なんてのも
ゴーストライターの可能性があるな。 (1)ひと口にドイツ・オーストリア音楽と言ってしまうが、
例えば普墺戦争の時に各作曲家がどんな動きをしたか
(2)フランス革命の前後に、パリ音楽院の各分野の教授たちが
どのように立ち回ったか
等々の情報が一覧できる資料ってあ、ありますかね? ジャコバン党に走った者
ナポレオンに靡いた者
気長に王政の復活を待った者
長生きしてナポレオン三世の時代まで見届けた者
ドイツやロシアに移って裸一貫から出直した者
ギロチンの音効果だけちゃっかり使って作曲した者(ベルリオーズさん)・・・・ ヴェネツィアやミラノがオーストリア・ハンガリー帝国から離れて
統一イタリアに編入されたのは1860年代になってから。
この時のオーストリア側の(抑える側の)トップがラデツキー将軍。
現代になって、アバドやムーティがウィーン・フィルで「皆さん、手拍子どーぞ!」
とやっている姿も、本当は少し微妙。
更にラデツキーという名もドイツ語ではなく、ボヘミアあたりの起源と考えると
状況は更に二転三転して、我々東洋人には想像もつかなくなるのである・・・ >>57
ベルリオーズは医学校の解剖実習に堪えられず、音楽家でやって行くことを
決めた人ですから、ギロチンでの公開処刑を見たことはないと思います。
実際のギロチンでの斬首は、押し潰すような鈍い音がするようで、血と髄液
が吹き上がり、『幻想交響曲』のように「トン、トン」というぐあいに首が
バスケットの中に落ちることはありません。 じゃあモーツァルトと皇帝ヨーゼフU世の関係について教えてください その2人の名前でググってわからんことでもあったのか? フルトヴェングラーとナチスとの関係について教えてください グレゴリオ聖歌よりも前の時代にどんな音楽が流れていたのか
誰もわからないんですか? >>69
コプト聖歌、モサラベ聖歌などがありました。聖歌だけにチャント調べました。 俺はクラシック作曲家と世界史との関係について興味がある モーツァルトとハプスブルク家との関係について教えてください モーツァルトは6歳の時に女帝マリア・テレジアの前で演奏した時、
1歳年上の皇女マリー・アントワネットに求婚しました。 昔、何かの本でハイドンの兄貴が高山右近をモデルにしたオラトリオを書いたとか見た覚えがある
ソースも何も覚えていないし、自力でググる気にもなれんが‥ ミヒャエル・ハイドンの ジングシュピール(切支丹が題材)から
モーツァルトが少年時代に描いたオラトリオに転用した部分がある。
先月、サントリー小ホールで開催された「音楽のある展覧会〜ウィーンに残る
日本とヨーロッパ450年の足跡」に説明が出ていた。
鎖国中とは言え、当時の日本はアムステルダムの貴金属市場で相場の動向を握る
重要な位置にあり、日本への興味、後のジャポニスムに繋がる萌芽は、すでに生じていた。 ヨーロッパ諸国の旅から帰った天正遣欧少年使節の一行は、天正19年(1591)、京に上り、豊臣秀吉
の前で、日本で初めて西洋音楽を演奏し、歌唱したといわれている。そのときの楽器は、鍵盤付きの
クラヴィオ、アルパ(ハープ)、マンドリン型リュート、バイオリンの前身であるラベイカの4種だった。
http://www.at-nagasaki.jp/nagazine/hakken1103/index.html じゃあベートーヴェンとナポレオンの関係について教えてください ベートーヴェンがナポレオンの皇帝就任に怒ったのは
おめでたい席になるので葬送行進曲付きの曲を献呈できなくなって
礼金をたっぷりせしめる目論見が外れたからだという話をどこかで見たことがある。
根拠のある話ではないようだがとてもそれらしく聞こえる。 >>84
まぁ音楽家といえど職人だし、そういう面もあろうさ。
ところで、ベートーベンの「英雄」って「エロイカ」の和訳だと最近知った。
お陰で、007〜エロイカより愛をこめて お陰で「エロイカより愛をこめて」のタイトルの意味を少しだけ理解した気がするわw
※一瞬、頭が「007〜ロシアより愛をこねて〜」と混同しそうになった。 エロイカは英雄そのもの(名詞)ではなく形容詞。つまりヒロイック・シンフォニー。
日本語なら「か」がなくても形容詞になるよ。 デンマーク王フレゼリク9世は大の好楽家で、オーケストラの指揮をしたこともあり、
自前のオーケストラであるデンマーク王立管弦楽団を振ったシューベルトの『未完成』などの音源もリリースされている。 イギリスのヒース元首相はロンドン響の名誉指揮者で録音も残してた。 >>13
三拍子がとれるのは一般に騎馬民族だと
聞いた事がある
対して、日本は農耕民族なので4拍子だとか…
ひと昔前、やたらと騎馬民族vs.農耕民族
の例え比較が流行っていた頃の話 騎馬民族→跳ねる→三拍子
農耕民族→摺り足→四拍子
とかいう論調だったと思う 騎馬民族ってスキタイや匈奴みたいな人らのことなんじゃないの? そういう人たちの欧羅巴での末裔がハンガリー人。
軽騎兵(Husar)の故郷。
18世紀の馬車の製造拠点が、当時ハンガリー領だったポジョニー。
(ドイツ読みプレスブルク、現在はスロヴァキア領ブラティスラヴァ)
レオポルド・モーツァルトも、わざわざウィーンから馬車を買いに行っている。 そうすると、ハプスブルク帝国に取り込まれてウィンナワルツに結実したわけかな? ベートーヴェンの英雄交響曲とウェリントンの勝利
チャイコフスキーの祝典序曲「1812年」
3つとも変ホ長調だな
他のナポレオン関係の曲はどうなってる? だいたいCD100枚くらい集めると、世界史を音楽史から眺めるようになる。
例えばグレゴリオ聖歌あったかな?とかワーグナー生まれてたかな?とかね。
「歌は世につれ世は歌につれ」とはこのことだな。 CDはメイン曲基準にして時代順に並べる。そうすればCD棚
そのものが年表になる。 CD増えると年表もでかくなるって仕掛け?「太る年表」。 普通のCDの世界史なんてせいぜい16世紀から20世紀初頭までだろw 高校の世界史の授業も、そのあたりで「時間切れ〜」だろ。
せいぜい第二次世界大戦あたり。
CDも新ウィーン楽派くらいまでだから呼応してるよな。 普墺戦争の時にドイツ語圏の主な音楽家が、
どんな立ち位置にいたか、どんな動きをしたか興味がある。
出身地・生活地がかなり入り組んでいたはずだから・・・ ドイツとオーストリアってどういう風に違うんですか? >>116
ドイツが小国に分かれていて大きくまとまろうとした時に、オーストリア
主導で行くか、プロイセン主導で行くかに派閥が分かれて、
結局オーストリアが敗れて「我が道を行く」ことになった。
ま、その頃オーストリアは大帝国であったから、ドイツになる必要も
なかったんだけどね。 少し付け足してみると
オーストリアは領主のハプスブルク家が帝冠を持つドイツ諸侯の第一人者でありつつ、
ハンガリーやスラヴ人地域などドイツ圏以外にも多くの所領を獲得していたので、
ハプスブルク家領の総体としてのオーストリア帝国は多民族国家になっていた
19世紀のドイツ統一運動の過程でこのことが問題になって、
多くの異民族を抱えるオーストリア帝国を除外したプロイセン王国主体のドイツ国が成立
20世紀にもいろいろあって、結局オーストリアはそれ単独で独立国となっている
まあ、プロイセン王国にしてもスラヴ人地域を含んでいたんだけどね
(プロイセン地方は本来ドイツの外) 『名曲誕生―時代が生んだクラシック音楽』という本が最近発売されたよ。
クラシック音楽と世界史絡みの本です。 >>1
> 名曲が生まれるとき、歴史は動く
これ転倒してんじゃね?
歴史が動くとき「名曲」が生まれる(生まれやすい) 両方あると思うよ。名曲が人々の心を動かす。
軍歌とかさ、つまるところ人殺ししやすいようにつくってあるわけだから。 片山杜秀はこういう話好きだよな
戦争とか政治とか社会情勢に絡めてクラシック音楽を語るのが上手い 歌は世につれ、世は歌につれ。
社会と関係ないなんていう方がよっぽどどうかしているよね。 >>121
「軍歌とか」ってあれか? ラマルセイエーズみたいなのか?
それならまあ、わからないでもない。
「名曲が人々の心を動か」し、行動を促し、歴史を動かす。
これはありえないし、実際ない。 ヴェルディの「行け、我が想いよ」とかシベリウスの「フィンランディア」は? ナチスの若い兵士はね、アウシュヴィッツで、ワーグナー聴きながら毒ガスのスイッチ入れてたんだってよ。
そうでないと怖くてできないから。
戦後、ワーグナーの毒性が取り沙汰され、以後シリアス系の作曲界は、「音楽は人の心を動かしてはいけない」という
思想が蔓延して前衛に走った。 >>127
>戦後、ワーグナーの毒性が取り沙汰され、以後シリアス系の作曲界は、「音楽は人の心を動かしてはいけない」という
>思想が蔓延して前衛に走った。
そうか?
根拠になる文献とかあるの? >>127
健全な思想ではないか。戦後の前衛の母体となるシェーンベルク、バルトーク
ストラヴィンスキらの音楽には共通の、ロマン主義の消毒とでもいうべきもの
がある。同時代にドイツ精神を体現してるようなマーラーが交響曲発表してた
んだからだからすごい混沌だ。
結局、そのときロマン主義は清算されず二度目の災禍をまねくことになるw 何かの雑誌に書いてあったよ。史観として極めて真っ当だから支持だな。
音楽は人を殺すこともできるということに愕然としたわけよ。
「ロマン主義の消毒」ってのはおしゃれな表現だね。ドロドロになるとスッキリ派が現れる。
テーゼとアンチテーゼの波。かくして歴史は歩み続ける。ヘーゲルは偉かった。平たく言えば反動って奴ね。 芸術全般に目を向けると、アンチ・ロマンの旗頭はジャン・コクトーだったらしい。
音楽では誰?ヒンデミットあたりかな? >>127
>「音楽は人の心を動かしてはいけない」という
>思想
これが音楽を殺してしまったわけだ。
しかしね、第1次大戦の大きな影響がロマン派の終焉に繋がったとは思う。
もはや美しいヨーロッパは消えてしまったわけだし。
そして第二次大戦が決定打になったと。
それは「音楽は人の心を動かしてはいけない」と作曲家が思ったのではなく、
「美しい音楽を書けなくなった」んじゃないかと思うんだが。
あの戦禍を体験すればね。 でも、「やっぱこれじゃダメだー」って思った人はネオ・ロマンティシズムの扉を
開けようとした。あと無調とのハイブリッドね。
無調も捨てたもんじゃないよ。うまく書けば、しっかり心をつかむことができる。
宇宙を描こうと思ったら無調に限るね。ホルストの惑星だって火星は無調でしょ? 商業音楽みたいに分かり易さとか心地よさだけを売りにすると、すぐ飽きられる。
長く残る芸術っていうのは、どこかに謎めいた要素が含まれていて、接するたびに新発見がある
というような奥深さが備わっている。
聴き手が謎を謎として受容し、謎めいているからこそ面白いと感じろほど成熟してくると、作り手も奥深いものを作りやすくなる。
このように「謎」をキイワードにして思いを巡らせると、最も謎に満ちているのは無調音楽に他ならないという気になってくる。
結局聴き手の探究心、知的好奇心の問題なのかな?
世の中には、「分からないからつまらない」という人種と「分からないからこそ面白い、全部分かっちゃったらかえってつまらない」」という人種がいるようだ。
宇宙に興味がある人とかは後者かな? >>134
なるほど。
じゃあ君は、いつも無調音楽を聴いてるんだな。
三大Bより新ウィーン楽派以降の無調音楽を愛聴してるんだな。
モーツァルトなんか判り易すぎて飽きちゃったのか? >>132
「音楽は人の心を動かしてはいけない」という規範・倫理が内面化されると
「美しい音楽を書けなくな」る、と。これでいいではないかw
優秀なやつほどこうなるはず。シェーンベルクなんてマーラーを崇拝してた
ってんだから。それを二十世紀初頭ではやくも乗り越えようとした。
横レスすまん。 >>134
その「謎」はきわめてロマン主義的だな。
それと「商業音楽」対「前衛」の二元論もどうかな。どちらに才能があつまる
と思う? 現代の現代音楽は秀才ぞろいだと思うが、秀才に現状のシリアスの
ブレークスルーはとても無理だと思う。 なんかステレオタイプな人が多いねえ。別に商業音楽がいけないとかベトやモツ聴くなとか、全く言ってないんだけど。
共存すべきだし、現に共存している。ただね、無調があまりにも冷遇されているから、糸口を探しているだけなんだよ。 作り手を批判することは容易いけれども、聴き手も変わらないとね。
人は音楽を選ぶけど、音楽も人を選ぶ。 聴きたくなる現代音楽がほとんどない。
だから殆ど聴かれない。
答えは明快じゃないか!
冷遇とか言ってるが、聴いて楽しいものじゃないものを好んで聴くのは
「ツウ」のすることだよ。
で、そういう少数のツウは、現代音楽を聴いてるんだから、それでいいんじゃないの。 >>134
>商業音楽みたいに分かり易さとか心地よさだけを売りにすると、すぐ飽きられる。
それはどうかね、イエスタデイなんて飽きられるどころか
20世紀最高の歌と評価されて、当分人気は落ちそうにないが そうやって音楽を「楽しいもの」と限定してしまうのが残念だね。固定観念に縛られている。
音楽っていうのは、もっともっともっともっと多様性を備えている。 音楽というのは音を楽しむもの。
何が最高なんて人によって違うのは当たり前。
自分自身が楽しめる曲を聴けばいいじゃないか。 >>139
「商業音楽」は「前衛」と対(つい)概念だということわかってますかね。
売れ線の音楽とかそんな理解してそうで怖い。 >>143
『襟裳岬』の編曲者がビートルズの影響を受けている可能性はありそうだw 頭空っぽにしてお気楽に聴くのもよし、
深く考えながら聴くのもよしと思ってる。
ただ、「楽しく聴くべき!」とか音楽の聴き方を
指定してくるのはどうかなって思う。
「頭でっかち」とか他人の聴き方をどうこう言う人のが
なんだかなあって。 2GPpODGe=6YXTDwZs=rEmwqZorには
アンカーのつけ方をおぼえること
書き込むときはシラフでいること
他の人の余計な時間と労力を省くためにコテハンをつけること
をお願いしたい 「音楽」っていう訳語は中国語か引っ張ってきただけの誤訳。
本来は音による調和の研究だったんだから「音学」とするべきだった。
誤訳をもとに決め付けたことによって明治時代からずっとミュージックは歪んだままだ。 「音学」なんて言葉になっていたら、ミュージックはもっと
歪んだ形で日本に取り入れられていただろうな。
自然主義文学が日本独特の私小説になてしまったように。
で、今の『ゲンダイオンガク』はまるで一般ウケしないんだから、
ゲンダイオンガクをやっている人たちは、「おれたちの音楽は高尚だから
一般大衆には理解されないのだ」
と思ってればいいじゃん。まあ、100年後には理解される可能性もあるんだし。 >>150
それ、西欧の中世のことですか? それとも古代ギリシャですか?
音楽の原理に関心をもつピタゴラスみたいなのもいれば、ミューズ(これが
語源でしょう)とたわむれる実践家もいた、と。前者だけを音楽(音学)とする
のは無理がある。
だいたい西欧近代の音楽は、あきらかに快楽の追求の側面をつよくもっている。 快楽といっても線香花火みたいな消耗品と300年残るものがあるんだよ。
快楽だけでなく心理コントロールの手段という広い機能を認める必要があるね。
教会は非常に早い時期からここに着目し、宗教と音楽は共に発展してきた。
やがて袂を分かってからは音楽は独自に見事な花を咲かせた。ロマン派。
それに比べ、仏教も神教も音楽との関わりはゼロではないが限定的であった。
ただ気もよければいいって言うんならポール・モーリアばかり聴いていればいいんだよ。
ドストエフスキー読んでて気持ちいいか?何で読み継がれて来たんだ?
音楽だって快楽だけが動機ではないはずだ。 >>153
> 快楽といっても線香花火みたいな消耗品と300年残るものがあるんだよ
ポールモーリアw
心理コントロールの手段w
前世紀に発達した心理誘導としてのBGMの効用を先取してたわけですか?
中世の教会音楽が。まさか。
論旨はあれだね。「快楽追求と言うな」w
みんな、あんなにうっとりして聴いてるというのにw 違うね。表面的な快楽だけを音楽の目的として限定すると、音楽の可能性・発展性を潰すことになるよと警告しているだけだ。
快楽がいかんと言っているわけではない。
トリエント公会議など宗教が音楽をいかに真剣に利用しようとしていたかは明白。
教会の溢れんばかりの残響が洗脳効果を発揮し続けてきたことも事実。 料理でもそうだよね。評判の大衆食堂と、思想性さえ醸し出す最上級のフランス料理。
単なる味の快感だけでなく人間の無限の知恵に感動を禁じ得ない。
作り手の脳に対する絶賛。はやり歌には皆無だね。 >>156
>このスレにふさわしくない無学者
って、自分のことだろ。 2GPpODGe=6YXTDwZs=rEmwqZor
本日vA98IslZ >>157
あなたは現代の「前衛」のことを言ってるんですか?
それとも過去のいわゆるクラシックに対する愛情表現でしょうか?
前者ならまだ許容できるし理解もするが、もし後者なら滑稽ですね。
歴史の特定の時期における作品群に対して、たんに耳が慣れている。
それだけのことです。場違いなことばの飾り立ては不要ではないでしょうか。 偉大なる知恵を出した人間に対する敬服を欠いたら人生おしまいだ。 大切なのは時代を進めることができたかなんだよ。ただ受けりゃいいってもんじゃない。
後年の年表にきちんと位置づけできるようにな。 音楽は世相を反映する。
そして人間の心理を表す。
ある名作が生まれる過程では、政治、美術や文学、作曲家の胸にあった想いなど、さまざまな要素が複雑に絡み合って、音楽に強い影響を与えている。
そうした事実を知れば、作品の味わいが一層深いものになるはずだ。
作曲家はどんな時代を生き、名作はいかにして生まれたか?
作品の持つ真の魅力を知るべく、作曲家と音楽をとりまく数々の謎を読み解いてみよう。 すぎたるはなんとかで妙な先入観もつより
まず無心で作品を味わうべきだとおもう むしろ知識の増えてくベテランほど心しておくべきことだよ
思い込みほど作品の価値を損なうものはないからね 思い込みはどうしても発生するからな。
厄介だ。
ただ、作品の書かれた年、その時代背景、前後の歴史的コンテクストは後追いで
知っておいたほうがいいな。経験的にそう思う。勘違いして聞いてしまったりするし。 >>163
もっともだとも言えるが、同時に、先入観などのバイアスを助長してると
批判することも出来る。曖昧な表現だと思いますね。 なんかね。「正しい聴き方」ってのが前提として存在するみたいな論調の人多いみたいだけど、
そんなものないんじゃないか?先入観?バイアス?いいじゃないですか?好き
なように思いをめぐらせれば。創造力の羽を伸ばすために何読んでもいいし。
あるとすれば、「深い聴き方」と「浅い聴き方」かな? >>169
それ、深いあるいは浅い「思いのめぐらせ方」じゃないですか。
論旨からいって。 頭を整理してからレスしたらどうかw
音楽は時間芸術といわれる。このばあいの「時間」と、思いをめぐらしてる
あいだの「時間」。音楽は一瞬にしてわれわれを通り過ぎる。次々とたち現れ
る音響を「記憶」によって数珠のように関連づけ、現在において経験する。
一方、思索する時間は通り過ぎますか? むしろ無時間的な閉じた経験というほうがよい。 世界史の試験で、ええと1812年にはまだナポレオンは生きてたはずと考えて
ヒントにしたことはある。て、そういうスレではないのか? よく音楽は通りすぎるというがホントかね?意識下に降りてずっと
リフレインしてる感じがするが。分からなかった音楽が分かったりは
そのためじゃないかな。演奏家の成熟とかも。本とかの知識では
得られない理解があってそれこそが深さとおもうが自分の経験だけどね。 そもそも作曲家だってゼロからじょじょに構築していって全体に至るわけで
なく、曲想は一瞬に降りてくる。無時間的なイデアを時間軸にそって翻案
していく作業が「作曲」だともいえる。
だから作曲など意味はない、と言われてもな〜。あるいは「作曲されたもの」
と「最初の曲想」をごっちゃにして「本質は同じ」と論じられてもな〜w 当時偉大なクラシック作曲家と歴史は関係しているのだよ バンスタのインタビュー面白かった。
「トリエント公会議で増4度が悪魔の響きとされて禁止された。それをひきづって、和声理論の教科書では、未だに増4度は禁止とされている。
ところが「マリア」は増4度で始まる。大ヒットしたじゃないか。ザマミロ。」 どうでもよい超トリビアな話だが、ライプニッツとヘンデルは顔見知りだったに違いない。 そりゃ、サン=サーンスと伊藤博文のノリだな。
ところでヘーゲルとベートーヴェンは同い年の有名人なんだから絶対会っていると思うんだけど、
確かな記録ってないのかな?後年アドルノが断片的なメモ書き残しているだけだ。
実はソナタ形式ってのはヘーゲルの発明だったりして。 ソナタ形式そのものにヘーゲル的思想が内在しているのではないかということだよ。 ではソナタ形式とヘーゲル的思想に於ける類似点について述べてみよ 偉そうなのはおまえ
突っ込まれてオタつくくらいなら最初から風呂敷広げんなカス 音楽を心で感じるために、必ずしも知識は必要ない。
しかし知識を得ることが、すばらしい音楽に触れたときの感動を
より大きくしてくれることもある。
ときには、作品の背景にある歴史を知ることが
素敵な美術や文学との出会いをもたらし、またときには、
ある作曲家の生涯を知ることが自分の生き方を
見つめ直すきっかけとなることもあるはずだ。 俺が興味あるのはクラシック作曲家が歴史にどんな影響を与えたか ソナタ形式は起承転結じゃないのか。漢詩は起承転結が多いよ。
ヘーゲルは序破急じゃないのかな。弁証法だから。
似てるといえば似てるが、直接結び付けるのには弱い。
ちなみにヘーゲルもべトもゲーテとは波長が合わなかったから
もしかしたら合うかもしれない。
だがヘーゲルを極端に嫌ったショーペンハウアーは
べトが好きだったような記憶がある。 俺はハイドンとモーツァルトとベートーヴェンの時代の世界史が好きだな 世界史おもしろいよ。
俺はすぐにクラシックと結び付けちゃう。 トリビアな話なんだが、ベートーヴェンの逸話でたびたびメルツェルと言う名前が出て来てややこしいものだからやむを得ず調べてみた。
1メトロノームの特許を取りベートーヴェンの補聴器を作ったメルツェル
2ベートーヴェンに「ウェリントンの勝利」の作曲を依頼したメルツェル
3ポー「メルツェルの将棋指し」に登場するヨーロッパとアメリカで活躍した興行師メルツェル
これらは同一人物、ヨハン・ネポムク・メルツェルみたいだ。 クラシック作曲家に世界史を変えたような偉人はいないな 居るには居るけど大っぴらには出来んのよなそゆことは >>201
パデレフスキなんかは一応作曲家でもあるしポーランド現代史にだいぶ貢献しているんじゃないか
まぁ歴史を変えたとまでは言えないか 第二次世界大戦で、ナチス占領国ではドイツ音楽やドイツロマン派音楽が強要された
さらにそういうロマン派音楽につきまとう叙情性や悲劇性や熱さがとても重視され、強要された
戦後、これらに反発するかたちで、反ドイツ、反ロマン派音楽が興隆した
それがトータルセリー
調性だけでなく、徹底的に感情も排したその音楽は、反ドイツの典型ともいえる
けど、ドイツ音楽嫌いなやつらが、
退廃芸術の烙印を押されていたとはいえドイツ語圏の音楽を参照しているのは面白い
この場合は、歴史が動いて名曲が生まれる、っていうパターンだな 山田耕筰とか橋本国彦とか、信時潔とかは、積極的に軍歌や戦意高揚曲をつくった
古関裕而も
音楽評論家の山根銀次は音楽における戦意高揚組織をつくり、戦争に協力した
彼らの曲や組織が当時の若者の愛国心と自己犠牲の精神を増長させたのは間違いない
そういう意味では、彼らは日本人の戦争犠牲者の増加に加担してるかもしれない
こんな歌や組織がなければ、日本でもレジスタンス運動がもっと活発に起きてたかもしれない >>201
一応「作品」が残っている, というので良ければ
PreußenのFriedrich IIとか. >>201
誰もクラシック音楽家にそんなことは期待していないでしょう 話のネタとしては面白いが音楽に為政者がそのときどき
影響されるなんて、まるで占い師に政治決断をゆだねるようなものじゃないか。
あまりあってはいけないことなんだろう。信長がドラマで桶狭間の戦いの前に
人間50年と歌って気分を高ぶるのは確かに面白いし絵にはなるが・・・・・ 実際昔は為政者が政治決断を占い師に頼っていた訳だが。
現代でもクリントンなんかが占い師に相談していたなんて話もある。 >>213
大規模殲滅戦争が頻発して人々の生活が音楽どころじゃなくなった 音楽は世相を反映する。
そして人間の心理を表す。
ある名作が生まれる過程では、政治、美術や文学、作曲家の胸にあった想いなど、さまざまな要素が複雑に絡み合って、音楽に強い影響を与えている。
そうした事実を知れば、作品の味わいが一層深いものになるはずだ。
作曲家はどんな時代を生き、名作はいかにして生まれたか?
作品の持つ真の魅力を知るべく、作曲家と音楽をとりまく数々の謎を読み解いてみよう。 >>219
新しい楽器ができたらそれに適応した音楽ができてくるのは
あたりまえ。そおいうのは音楽に限らないし、「進歩」かどうかも
わからないけどね。 フランス革命がクラシックに与えた影響を教えてください >>222
古典主義とロマン主義の境目と似たような時期かな?
音楽が形式美から、形式にとらわれない自由な形になる、みたいなこと書いてあったw 音楽が「偉い人のもの」から段々カジュアルになっていった、とかなのかな? 「ウィーンを1848年革命から救ったのは、ヨハン・シュトラウス1世である」
――ラデツキー行進曲についての評価 これからはアジアがクラシックの歴史を作っていくな。
ヨーロッパ人はもうクラシック飽きてる。 楽器のルーツをたどると、けっこう中東・中央アジアにばかり行きつく。
ヴァイオリン(←ラバーブ)しかり。ピアノ(ダルシマー)しかり。
フルートしかり。クラリネット・オーボエ(チャルメラ)しかり。
シンバルやティンパニはそのまま中東起源。
金管楽器群は中東の軍楽の影響を色濃く受けている。
純粋にヨーロッパ起源と言えそうなのは、オルガンのみという衝撃。
歴史的に先進地帯は長く中東・中央アジアであり、ヨーロッパは少なくとも
大航海時代くらいまでは世界の片田舎。まあ、しょうがないね。 ホルンの起源は三つ。
(1)イスラエルの民(中東)
ヨシュアがイェリコの砦を落とした時の音。
(2)古代ゲルマンの森に響く角笛。
なぜか19世紀になってウェーバーがゾンビを復活させ、魔弾を鋳造した。
(3)奈良時代の大和の國。
役行者が法螺貝を修験道に取り入れた。 てことは平均律の発明がオーケストラの起源てことでオケ? ふーん、そうなんか。
ケルトの楽器にバウロンって皮を鋲で張った打楽器があって、和太鼓と似ていてビックリしたことがあるんだが、これらも中東あたりから来てるのかな。 >>229
ヨーロッパが負け組だという事を知らないのが多い >>50
イベールの曲は日本のオーケストラが積極的に演奏するべきですね。
何か、この曲を今の日本人演奏家がやりたくない理由はないでしょう。 イベールならサドさんがラムルー管で録音済み。
イベールは前年の1939年(皇紀2599年)にイタリアで作曲していたが、
フランスと戦争状態になりかけて慌てて帰国。
その際、日本に送ったオリジナル楽譜(2600年に山田耕筰指揮で初演)のコピーを
手許に置いていたものが、移動中に紛失。
直後に記憶をもとに書き直し、改訂版として出版、
その初演はレジスタンスの闘士だったミュンシュ(但し、第一次大戦の時はドイツ人だった)。
もちろん、現代のサドさんも改訂版で演奏。
日本で誰かオリジナル=山田版を録音し、解説をカタヤマさんに書いてもらえば売れるのに…! フランス音楽史 | 春秋社
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-93187-5/
これを読んでる途中だが結構面白い
久々に世界史の教科書や地図帳、用語集とか取り出して
思い出しながら読んでる 昔の指揮者や音楽家ってオーストリア=ハンガリー帝国出身の人が多いけどオーストリア=ハンガリー帝国って名前かっこよくね? 「オーストリア=ハンガリー二重帝国」の方が
厨二心をくすぐる 「クラシックで紐解く近代日本史」のスレがあっても良い。
明治の軍楽隊から耕筰、秀麿、ローゼンさんまで・・・ タコはスターリンへの抵抗でわざとしょぼい第9書いたら案の定殺されそうになったんだよね 練馬区独立70周年記念コンサート《真夏の第九》 2017年08月05日(土)開演:15:00 練馬文化センター
独立? >>256
練馬区はかつて板橋区から「独立」したんだよ。 >>187
どんな影響があるんだろう?
音楽以外で。 ワーグナーがいなかったらヒトラーはどうなっていた? しかしワーグナーはアンチキャンペーンに負けなかったな
結局そんなレッテル貼りも人が作ったものということか >>267
人が作らないで誰が作る?
まさか「神」とか言わないよな? ワラタ
しかし(一般論といて)人を神と間違える奴は跡を絶たないな やっぱりフランス革命がクラシックにとっても転換期だったな クラシック史においては
オーストリア>ドイツ
だな ハイドンの頃なんて、ドイツという国はなかったからね。 誰でもできる確実稼げるガイダンス
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ハイドンもモーツァルトも日本という国が
存在する事を知っていた 歴史の裏舞台にはクラシック音楽関係者が暗躍しているからな >>283
そうなんだ
野蛮な国だと思ってたんだろうなw モーツァルトとシカネーダーはタミノ(多見野・民野・田蓑・田簑)という名前をどこで知ったんだろうか? タミーノは日本の狩猟服(「狩衣」と訳すとニュアンスが違っちゃう)で登場する 昔はクラシック作曲家は才能の割には儲からない仕事だった モーツァルトなんてあの時代は著作権がなかったから楽譜出版と演奏会と音楽の先生でしか稼げなかったから悲惨だよ バッキンガム公はなぜ投獄されたか(どのバッキンガム公?) ブラームスは普墺戦争の最中もウィーンの自室にビスマルクの肖像を飾ったままだったと聞きましたが、逮捕されなかったのですか 昔のLPレコードの解説には、
「オデッサ生まれのユダヤ系ロシア人ヴァイオリニスト。ロシア革命(又はナチ)を避けてアメリカに渡り・・・」という経歴の人が沢山載っていた。
今のCD解説には、ちゃんと「ウクライナ」と書いてあるのかな? >>303
意味わからん
当時のオデッサはロシア帝国だから
「ロシア人(国籍的な意味で)」でいいのではないかな
ウクライナ生まれならプロコフィエフ、ホロヴィッツ、
ミルシュタイン、ピャティゴルスキ、リヒテル、
ギレリス、オイストラフなど超一流の名前が並ぶ
そんなことを言うとショパンはロシア人なのか?(彼のパスポートはロシア帝国発行)と突っ込まれそうだが ウクライナに生まれたロシア人(あるいはその逆)なんていくらもいるだろ
ウクライナ人かロシア人かなんて一々判別できるのか? >>306
ウクライナに生れたユダヤ系ロシア人が音楽界ではもっとも幅を利かせていた ベートーヴェンとフランス革命の関係を教えてください ベートーヴェンの「ウェリントンの勝利」はウェリントン将軍に捧げられた 「ウェリントンの勝利」は1813年6月21日、スペインにおけるビトリアの戦いで初代ウェリントン侯爵アーサー・ウェルズリー率いるイギリス軍がフランス軍に勝利したことを受けて、ウェリントン侯を讃える曲としてベートーヴェンが作曲したものである ベートーヴェンとナポレオンは1歳違いのほぼ同い年。ちなみにナポレオンが1歳年上。 >>300
ロシアによるワルシャワ侵攻に対する怒りに燃えてというのが伝統的に言われてきたが
今では作り話と見る説が有力
ショパンは基本ノンポリだし音楽に文学的ストーリーを込めたり表題を付けるのを嫌っていた
と1年半前のコメントにレスしてみる ベートーヴェンはナポレオンのために曲を書いたことがある 三拍子だめなのは、小学校で習わされる盆踊りの影響だと思う
ダンス的要素もないし 四半世紀前のこと、ウィーンコンツェルトハウスでノリントン指揮スロヴァキア・フィルのオイツ・レクイエムを聴いたことがある(ソリストは多国籍、合唱はオーストリア)。
後から考えると恐ろしく複雑で錯綜した背景が・・・
ハンブルク生まれでプロテスタントのブラームスは普墺戦争のプロイセン側犠牲者のことも(もちろんシューマンのことも)考えながらヴィースバーデンで作曲。
後にカトリック圏のウィーンに住んだが、現在の中央墓地ではヨハン・シュトラウス(祖父の代にユダヤ教からカトリックに改宗)の隣にいる。これは観光政策。
あ、もちろんドイツ・レクイエムの歌詞はルター訳聖書。
ついでに指揮のノリントンはイギリスで教皇に逆らって離婚したヘンリー8世の聖公会。
あの時となりで聴いていた日本人の方々は親鸞だったりアメリカ経由のバプテストだったりした。
まあ、こういった演奏会に絶対に聴きに来ないのはサラーム・アレイクムの皆様だけですね。 >>319
まあそういうことはいくらもあるけど、あんまり問題視しないほうが健全だと思うね
下手やってキャンセルカルチャーにかき回されるのは嫌だ シベリウスってフィンランドのナショナリズムだったんですか? ドヴォルザークとスメタナはどちらがチェコ色が強いと思いますか? モーツァルトの父親は1555年アウクスブルクの和議のアウクスブルク出身。知ってた? ガンダムのオデッサ作戦のオデッサは現在のウクライナ戦争のオデーサ 来週4/3水曜の21時30分から、NHK Eテレで「3か月でマスターする世界史」がスタートします
https://www.nhk.jp/p/3monthsmaster/ts/XKZNWL2Y2R/ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています