ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が空席となっていた首席ホルン奏者に中国の曽韵(Yun Zeng=ユン・ゼン)を迎えることになった。曽は2022年10月から、ベルリン州立歌劇場管弦楽団の首席奏者を務めている。
曽は1999年、中国・成都生まれの24歳。四川交響楽団の首席ホルン奏者である父の指導で6歳からホルンを習い、北京の中央音楽学院を経て、スイス・ジュネーヴの高等音楽院でブルーノ・シュナイダーに師事した。帰国後は中央音楽学院大学院で学んだ。
その後、2019年のチャイコフスキー国際コンクールで中国人初の第1位に輝き、2021年にはミュンヘン国際音楽コンクールで第2位を獲得している。
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