ブラームスが生きた時代の北ドイツは教会から人々の心が離れていたけれど、それが「信仰に無関心」だったということではないと思う。l
多分ドヴォルジャークが信じていたものとブラームスが信じていたものが違うだけ。

ブラームスは復活は信じていなかっただろうけど、当時のドイツのプロテスタントはだいたいみんなそうじゃないの。
死が原罪に由来するものだなんてもう誰も信じていない時代なんだから、キリストの死も復活も信仰には必要が無い。
だからドイツ・レクイエムにはそのどちらの要素も入っていないというだけ。

ブラームスが非キリスト教徒まで対象に考えてそうしたかどうかはまた全く別のレベルの推測になると思う。