ブラームスの宗教観で最も重要なのは「生は苦しみであり、死が安らぎである」ということ。
Warum ist das Licht gegeben den M?hseligen?の答えはMit Fried und Frued ich fahr dahin...der Tod ist mir Schlaf wordenであり、
例えばバッハのような「キリストによって甦るのだから死を怖れる必要は無い」という考えでは無く「死こそがようやく私に安らぎをもたらしてくれるもの」というもの。

神は悲しむ人々の側にあるあり、死者をその手で苦しみから守ってくれる存在として信仰の対象であり、だからパウロ的なキリスト信仰は全く必要無い。
これがキリスト教を信じていない、というのなら、それはそれでアリでしょう。
「信仰に無関心」とは思わないけど、少なくともパウロの教義をブラームスが全く信じていなかったのは確か。

ただDenn alles Fleisch, es ist wie Grasというペシミズムに対してはAber des Hern Wort bleibet in Ewigkeit!と明確に答えを示している。