>>92

まずはルル補筆したフリードリヒ・チェルハを聴いてみよう。
補筆ではそんなに評価高くないけど、自作は凄い作品ばかりだ。
パワフルかつ瞑想的、ポストセリエルでありながら堅固な構造を思わせる。
とにかく響きが魔法のようで、オーケストレーションは第一級。
60、70年代のいかにもポストセリエルの作品もいいが、近作の充実っぷりはヤバい。
今では貴重な1920年代生まれ。

あとはウォルフガング・リームかな。こっちは新ロマン主義と呼ばれる当たり、
よりベルクに近いと思う。ただ2000年のルカ受難曲移行の近作は宗教曲に偏りがち。
まあ合唱曲は物凄く美しいけど、一番ライフワークとしてるのは弦楽四重奏曲だな。

あとは、Peter Ruzickaなんかはマーラーに影響受けてて、引用などもしている、
本質的にロマンチックな作風だよ。