話題になっているヤングの第九を視聴したよ。
デル・マーのベーレンライター版だね。
一箇所だけ(俺が気付いたのは)旧ブライトコップフを採用しているところがあった。
第一楽章の111小節目のチェロ。

ヤングは比較検討した上で旧版を採用した。
これって、やみくもにベーレンライターに従わなくってスコアをよく研究している証拠だよ。
それに、アーティキュレーション、ダイナミックスについては実にスコアどおりだ。
ヤングがスコアを無視しているなんてとんでもない。

オイレンブルクのスコア(旧ブライトコプフのリプリント)を参照し、ヤングがスコアを無視しているといった輩がいるが、
そいつこそスコアを読んで理解できるのか?
旧ブライトコプフでも、アーティキュレーション、ダイナミックスなどは殆ど変わらない。