自作エフェクター 59
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
自作エフェクターに関するスレです。
dat落ち回避の為なるべくage進行で。
頭のおかしい人を見かけても相手をせず、スルー、NGリストに放り込みましょう。
エレキギター/ベースの関連機器等の話題であれば特に制限しませんが、
以下の内容等の書き込みでレスがつかなくても怒らないでください。
・既製品のモディファイ(改造・調整など)
・アンプの自作
・小規模/個人の製作〜既製品(オークション出品を含む)の評論・使用レポート etc.
専門スレがあればそちらも参考に。
電気・電子板もどうぞ。
前スレ
自作エフェクター 58
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/compose/1517787465/
>>2以降も参考に 部品面じゃなくて半田面のパターンの画像か、回路図あるいは実体配線図がないと断言はできないが
左にあるのがたぶんJFETで真ん中のピンがゲートで、そっからダイオードが二本シリーズ
そのダイオードの間からジャンパで飛んで,bが0.01uFで正解っぽいけど、即答でそこまで断言できる>>261が変に胡散臭い
自演じゃねえか? >>268
わかんないんだったら引っ込んでていいよ。
他の奴が自演とかカンケーねーし。 >>268
作ったことあるんだわ
見たらあーあれかってわかった eが正解なのね。なるほど納得
>272に上がってる回路図上では102になっとるな
FFと、スイッチ入力のチャタリング防止だからわりとテキトーな定数でも動くんだな
FFのペアがあまりに桁違いで違う定数になるとちょっと予想しない動作しそうだけど とりあえず>>261の「bだよ」って即答は不正解だな。自演を疑って悪かったね。 電子スイッチの回路は同じTS9でも1stリイシューと2ndリイシューとでも定数が違う
IbanezやMAXONだけじゃなくBOSSも初期は電子スイッチの定数色々変えてるよ FFはともかくスイッチ入力のチャタリング防止コンデンサは容量が足りなかった可能性はあるかな
マスプロダクトで部品の使いまわしという観点からは1000pで統一したいとこ 歪みで以下のように最後に可変抵抗で分圧してMaster Volumeを付けるケースがありますが、
この場合可変抵抗の値が大きいとハイインピーダンスになったりしないのでしょうか?
パッチケーブルであまり距離が無いのと、次のエフェクターの入力が1Mohmくらいで受けるので
あまり問題にはならない気もしますが、単に分圧するだけなのであれば1kohmくらいの
可変抵抗でMaster Volumeを作った方がよいのでしょうか?
同様にボリュームペダルもエフェクターの後につなぐ場合はLが良いがHでも構わない、
という説明をたまにネットで見つけますが、こちらもハイ受け(これはOK)ハイ出し(ここが問題)
なので、あまり良くないと思うのですが、考え方は合ってますでしょうか?
http://fuzzcentral.ssguitar.com/schematics/od250schem.gif 合ってる部分もあるが合ってない部分が半分くらい。
ボリューム後にバッファなしだとハイインピーダンスになるというのは合ってる
一方で、ボリュームと、その前段のクリッパ回路のインピーダンスの関係を考慮できてない点が間違いで
ボリュームを1kにするとダイオード手前の10kとの分圧で90%損失するでしょ
ボリュームだけ交換しても出力の実インピーダンスは10k以下にはならないし、この回路の場合は100kが妥当(というかそれくらいが限界) じゃあこのクリッパ回路の10kを、例えば1kにするとどうなるか?
歪み手前の帯域バランス、つまり歪みのキャラクターが変わるのと
オペアンプの駆動能力的にちょっとギリギリ(汎用小信号オペアンプの出力はせいぜい数mA程度が限界と考えておいたほうが良い
教科書的なセオリーとしては
出力電圧がダイオードのVfを超えた部分でこの抵抗を介してグランドに電流を逃がしてクリップさせてて
この抵抗と後段の受けZとの分圧でクリップ波形の肩の傾斜が変わるわけ。
実際にはオペアンプの出力の時点でクリップする増幅率になってたりするので歪むことは歪むだろうけどね ありがとうございます。
よくわかりました。回路トータルで見られてませんでした。
ではボリュームペダルもBOSSの様にバッファが入っておらず、単純に分圧しているものは、
エフェクターの間に挟む場合はローインピの方がいいってことですね。 BOSSのボリュームペダルの中身ってちゃんと見たことなかったけどバッファ入ってないの?
メーカー体質的に入れてそうなイメージがあるんだけど
ボリュームペダルを一個だけ購入を検討してるとかだったら
個人的にはハイ受け対応できるほうがいいと思うよ
フットボリュームを使う必要があるケースってギターの場合はいわゆるボリューム奏法ってやつで
これは歪みとかコンプより手前の一番最初に噛ました方がそれらしくなるから ソロの時のボリュームアップとかならグライコとかラインセレクターで固定でやった方が良いと思う。
バッキングの音量が足元頼りになるとかPAさん的に面倒くさいと思うし ありがとうございます。
使い方は歪みの後ろで音色変えずにマスターのボリュームコントロールします。
通常はミニマム設定してmin-maxで調整しているのでブースターでいいのですが、
PAさんのいないような小規模運営の場合にあると便利なんです。
システムとして最初にバッファで受けてますので、頭に持ってくるとしても
ローインピで良いかなと考えてました。
スレ違いネタで申し訳ありません。 https://www.diystompboxes.com/smfforum/index.php?topic=117421.0
これを作ろうと思ってるんだけど、手軽にゲインアップするならU1bの負帰還抵抗を50kくらいにしておけばいいでしょうか?
あとC3以前を省く場合、R5はそのままでR7も省いておくと、DRIVE 0のときにユニティゲインのバッファみたいになるんでしょうか。 結論から言うと「ならない」
前半部分のゲインアップについてはVR1を50kにすれば、まあゲインアップはするけど
想定してる結果になるかはちょっと疑問かも
後半部分は回路動作を理解できてない感じだな。
非反転増幅じゃなくて反転増幅だから帰還抵抗を0に近づけるとゲインは0に近付くというのが1点
もう一点、この回路は現実的にはインプットバッファは省略不可。
理由はインプットインピーダンスが実質47nと220Rだけでしょ。
パッシブギターみたいなHiZ信号を入れるとまともに受けれない(かなり減衰する) この回路はどういう動作してるかというと
リアクタンスというか低域の減衰は無視して
出力がダイオードのスレッショルド電圧を超えるまでは(VRの値)/220≒100倍程度の増幅
スレッショルド電圧を超えると帰還電流はバイパスされて1k/220≒4〜5倍の増幅となる。
チューブスクリーマー(これは非反転増幅)なんかと似たような動作をしてるんだけど
非反転増幅にする事によってよりソフトクリップにしてる感じだな。
あと抵抗値が全体的に低いのでたぶんノイズも少ないと思うが、それとトレードオフでインプットバッファが必須って事だな ×非反転増幅にする事によって
○反転増幅にする事によって
あと、スレッショルド以下の増幅率は厳密には(1k+VR値)/220なので
VRを0にしても素で5倍程度の増幅率を持ってる
ローゲイン時のレシオの変化に特化した操作性を狙ってるわけで、これをゲインアップしても
普通のTSでいいじゃんってモノになりそう >>287-289
詳しく解説ありがとうございます
インプットバッファの省略はこれのモディファイみたいなことやってる人が載せてる回路図がそうだったので、
安直に省略してしまおうかと想定してました。ちゃんと入れておくことにします。
>あと抵抗値が全体的に低いのでたぶんノイズも少ないと思うが、それとトレードオフでインプットバッファが必須って事だな
(乱暴に言えば)zendriveなんかでバッファを省いてるのは全体的に高めというのもあって可能、ということなんでしょうか。
回路的にはローゲインの微妙な塩梅を狙ってるのでゲインアップをする必要性がないのではないか、ってことですね。
YouTubeで聴く限りはチューブアンプをプッシュする感じがよさそうなので、そのまま組んでみようと思います。 あ、これ一点読み間違えしてた
負帰還のC5が位相補償用のコンデンサにしては値が33nとデカ過ぎるし
入力側のC3もR5に対して小さすぎる。
きついフィルター特性がかかって、ほとんど歪まないわこれ。 VR値をゼロにしても、C5とR7でハイカットというかミッドブーストの特性になる これ47nはたぶん間違いじゃないかな。
ハイカットのカットオフよりローカットのカットオフが高いってのはちょっと設計ミスなんだけど
少なくとも狙ってやってるようには思えない。 なるほど、だいたい読めてきた。
たぶんここのコンデンサをフィルム系のやつ使ってて220n程度が限界だったんだろうな。
前段がエミッタフォロワでもないとまともに増幅しないよこれ。
前段の出力Zが10kもあったら数十dB減衰する いくつか回路図が出てて、47nは470nとなっている方がcorrectと銘打たれてます。
負帰還抵抗のコンデンサはpF単位が多い気がするので、30pFくらいで組んでみればいいですかね。 いや、たぶん負帰還のコンデンサをpFオーダーにすると、もの凄いハイ上がりになる
入力が470nFでも220Ωとで形成されるHPFのカットオフが1kHzちかいから
普通こんなど真ん中の帯域からローをバッサリ削ったりしないよ 元ネタが数万円するブティックエフェクターっぽいし
ちょっと特殊な部品使ってるとかで、回路採取者が根本的なとこで定数を読み間違えてるのかもだな
マイカコンデンサだと470nFくらいまでしか流通してないだろうし
この定数が合ってるとしたら設計者が、設計をロクにできない人だと思う ttp://www.geocities.ws/diygescorp/lovetonebrownsource.jpg
少し調べてみたけど、こんなのも出てきたな。
これなんかは、そもそも負帰還の接続自体が違うw
要するに未だにちゃんと採取できてないって事じゃないかなこれ >>298に挙げたやつは、ここまでセオリー無視だとちょっと清々しいな
ダイオードと並列に抵抗成分が入ってないので、オペアンプの裸利得でスレッショルド電圧まで持ち上げて
波形の頭の振幅をVRで持ち上げる形。
ただ、この定数だと1kとパラなのでわざわざ25kAを使ってるという暴力的な説得力があるw
これで作ってみようぜ こういうのを組むのにあたって目的というか方向性は二つあって
@オリジナルの音がどうしても欲しい
…カットアンドトライでどこまでも頑張れ。実機の購入も検討しよう
A回路動作のコンセプトとしてアイデアだけ頂戴する
…扱い易い定数に再設定しなおそう
因みに俺は@には全く興味がないタイプなので、Aの方向ならアドバイスはできる お付き合いいただきありがとうございます
私自身はそれほどオリジナルに拘りがなくて、
たまたまYouTubeで動画を観た後に制作記事を見て興味を持ったくらいなので、
オリジナルが突拍子ないとしても、再現よりは使えるペダルを作りたいと思ってます
なので、>>286リンク先の割合スタンダードな構成を元にして、
定数をいじるような方向を考えてます。
こんなときにspiceでもいじれると当たりを付けやすいんでしょうけども… メッチャ詳しい人降臨してますやん
回路図通りに組むしかできない俺とかは
定数変えるのもヒヤヒヤなのであった… ttp://uproda.2ch-library.com/10043572Dk/lib1004357.gif
ttp://uproda.2ch-library.com/1004358AG9/lib1004358.gif
ttp://uproda.2ch-library.com/1004359puQ/lib1004359.gif
ほいよ
回路図左から順番に、元の定数、ゲインアップして定数変えて若干ゲインアップしたやつ、非反転増幅にしたやつ フィルター係数をテキトーな暗算でやったので若干低域よりになったけど
負帰還のコンデンサをもうちょっとだけ小さくしてやればほぼ同じ動作
入力インピーダンスは左から@1k以下A数kΩB数百kΩ
お勧めはBで、オペアンプの+入力に電圧入力なのでTL072あたりで組んでやればバッファ要らず
注意点は、面倒くさいのでグランド基準の両電源で記述してるので
片電源で実装する場合はバイアス電圧をVcc/2程度与えてやること この程度の増幅率というかAC解析はSpice使うまでもないというか、手計算でできるよ
CR直列回路のインピーダンス:Z=R-j/ωC ※ω=2πfで周波数の比例関数
(帰還ループのインピーダンス)を(入力のインピーダンス)で割ってやればそれがそのまま伝達関数になる
複素インピーダンスをそのまま複素数として加減乗除で演算して
最後にその複素数の絶対値が増幅率、実部と虚部の比が位相差をθとしてtanθ
虚部(キャパシタンス)が∞なら虚数成分は0に近付いて、tanθ→0つまり位相差も0 解析結果の説明が抜けてたな
200mVppで1kHzのサイン波を入力(緑色)これは周波数特性はフラットで-40dB
AC解析、トランジェント解析ともにプロットは@青 A赤 B水色となっている。
波形見てわかるように、このままの定数だと殆どクリップしてない 来週アタマまで正月休みで家で飲んだくれてるから
わかんない単語とか概念があれば説明するけど >>308
回路を理解する為のおすすめの書籍お願いします。 この人は書籍とかで勉強した訳じゃなくて実務でやってるな俺には分かる 参考書を教えてくれってよく言われるけど、難しいんだよな
お察しのように確かに実践が伴わないとアレな部分はどうしても出てくるというのもあるんだけど
そこに何かしらのセオリーをもって臨まないと理解には至らないからね
敢えて一冊挙げるとすれば、高校の物理の教科書かな
オームの法則とかコイルの電磁誘導とか、平板コンデンサとか、実は基礎的なことはある程度書かれてる
きちんと物理現象として理解してる人は現場でも案外少ないんだよな 逆に、こういうのはいくら読んでも無駄だというのは
・「一週間で作れる!自作エフェクター!」みたいなハウトゥー本
成果を早く求める気持ちに付け込んだ商売で、著者自身もよく理解してない事が多い
・「IGBT応用技術」みたいな飾り気のないあからさまに上級者向けの分厚い専門書
ああいうのは専門分野として究めた人が書いてるので、今俺がそうなってるように
読者に全然理解できない段階から宇宙語で書いてあるので
本棚に積んどいて、こういう正月とか暇で暇でしょうがないときにコタツで読みながら寝るには良い。 アナログ回路に於いては、LCR回路…特に先述した平板コンデンサとコイルは特に重要
尖った分野になればなるほど何回でもここに返ってくるから
GHzオーダーの高速基板の遅延問題→グランドと信号ラインが基板材料や空気を誘電体にして平板コンデンサを形成してる
KWオーダーの電源基板の発熱問題→グランドの回り込みがインダクタンスを持っていた、つまりコイルを形成していた
みたいな話になってくるわけよ 件の回路を「設計ミス」とか「ロクに設計できてない」と俺が扱き下ろしてるのはここらへんの話で
オペアンプ手前のインピーダンスが、小信号回路のオーダーとしてはぎりぎりな低さ。
これが例えば高周波基板で2Ωと470μFだとすると、ここの部分のパターンは絶対長く引き回してはいけない
なんでかっていうとパターンのL成分とかコンデンサのESLとかが影響してくるのと、
電力の無駄遣いだ。限られたエネルギーは大切にしような。 正にその手のエフェクター製作本買って
中身無くて驚愕しましたわw
うーん高校の物理の教科書かー
やっぱり近道は無くてきちんと手順踏まないとですねー あっという間にわからなくなってしまったw 気長に読み解けるよう頑張ります。
>>303
Bはもしかすると、先のリンクにあるこれ↓の3P目の回路図と同じでしょうか(なぜか横向きで見にくいですが)
https://www.dropbox.com/s/wuqnf5ool5cc562/horace.pdf
このリンク先もTL072で組むよう示してあるので、目の付け方はこれが定石なんでしょうか。
定数は色々と変更した方が楽しめそうなので、じっくり向き合ってみることにします。
ただクリップしない波形のオーバードライブ、となると、そこそこのアンプは前提になりそうですね。 ただ>>316の回路図だとロータリースイッチあたりの設計が全然違うので、
>>286の元っぽい回路のトーン周辺と組み合わせて、トーンが特殊なローゲインオーバードライブ的な路線で
ちょっと考えてみようかなと思っています。本当にありがとうございます。 >>316
ご名答。左上の方の非反転増幅がそれですな。
ただ、ここでダイオードにシリーズの抵抗値:1kをそのまんまにしてるのが
この設計者の素人くさいとこで
この回路をコンプ/リミッターとして見た場合のレシオを決定するのはこの1kと、負帰還を接地してる220Rとの比で決まる。
反転増幅の場合は1k/220=4.5程度
非反転増幅の場合は式が変わって1+1k/220=5.5
こんだけピーキーというか無茶な設計しといて、10%の差を無視するのはアホちゃうかと思う 増幅率の忠実な移植という意味ならば、ここは逆算して
(4.5-1)*220=770で、E12系列で750Ωか820Ωにするべきとこ 俺の案のAとBでは、ここの抵抗値をちゃんと下げてるでしょ 余談だけど、このレシオの係数が1以上にしかならないのが、非反転増幅の欠点
言い方を変えると、非反転増幅である以上TSよりソフトクリップにはならない。
でもって反転増幅のホントの利点というか、反転じゃないとできない事というのがあって
このレシオの係数を1以下に落とし込める。
ディストーションほどハードクリップじゃないけどTSほどはソフトじゃないってのを作れるわけだ ×非反転増幅である以上TSよりソフトクリップにはならない
○非反転増幅である以上TSよりハードクリップにはならない
ちょっと飲みすぎたな >>315
林正樹のアンプ本と大塚明のエフェクター本はなかなか良いよ
そこら辺読んでから高校物理に行くといい >>323
ありがとうございます!
林正樹のはすでに持ってます。
大塚明のは絶版みたいでプレミアが… 高校の教科書は、自分が物理とってなかったとしても親戚で一人くらいは持ってるだろってのが魅力ではあるな。
伯父や伯母とか甥姪とかのお下がりとか、こういう正月とかで会った時に貰ってくると良い。 >>324
大塚さんのはHPでPDF版を個人販売してる >>325
アマゾンで新品で教科書買おうと物色中です。
意外とラインナップが豊富なんで焦ってます。
>>326
今確認しました。
CD-Rで販売してるんですね
3枚セットで注文しようかと思います。
今まで挫折してたけど今度こそ頑張れるかなーw オペアンプ回路はまだ簡単なんだけどね(LCRをある程度理解してれば、の話だけど)
覚えるべきルールというか法則は数えるほどしかない。
・理想オペアンプの利得は∞という前提で
・各ピンに電流は一切出入りしない
・+入力と-入力は同電位になる(イマジナリーショート)
これくらいでだいたいの回路は理解できる >>318-319
元の回路図だと1k/220=4.5(反転増幅なので)、というのはひとまずわかりました。
で、>>303の@ABだとそれぞれ@1k/220、A3.3k/1k、B1+2.2k/1k(非反転増幅なので)かと思うのですが、
するとそれぞれ@4.5、A3.3、B3.2となっていますか?Bの場合でR9を630くらいにすれば4.5に近づきますが… もう細かい数値を追う前に一度組んでしまうべきだろうか、
それとも頭で何となくでも追ってから組んでみるべきか… 計算としては、それで合ってるよ。
というか、俺の定数設定が存外テキトーだったね。
この4.5とかって係数が大きくなればなるほど歪まなくなっていくので
あまり大きくしすぎても、ODというよりはリミッターに近付いていくってわけ。
AとBについては、全体的にインピーダンスを高くする方向だから、
A3.3k→4.7k B2.2k→3.3kでも良いかもしれない。
あるいは、ここをトリムかなんかで調整して好みのポイントを探るとかね。 ヒマだな。
長文で連投したので、もう少し突っ込みとか茶々が入るかと思ったけど エフェクター製作本とかに書いてないような
基礎的なLCR回路の講義とかやったら需要あるかな? >>335
まず基礎が全然できてないんで
すんごい助かります! 多分この人は基礎の基礎の基礎の物理レベルまで実用性の範囲を超えて掘り下げてしまうんで、
本人も言うように余程ヒマじゃないと付き合えないと思うよ。笑
テーマや焦点を絞った質問形式のほうが賢いと思う。笑
こういう人は実用書でなく読み物本を書いたほうがマニアにウケそうだ。 なるほど、まあ確かにどの段階から説明するかってのは難しいよね
とりあえずは普通科高校卒業レベルくらいを想定してるけど。
三角関数、ベクトル演算、微分積分くらいの簡単な数学は理解してる前提 いちいちレスはできんけど、しっかり見てるし役に立つからぜひやってほしいな。無理しなくても暇なときだけでいいからね。 まず、インピーダンスとは
案外ちゃんと理解してない人が多いけどインピーダンス:Zというのはスカラー量ではなくてベクトル量で
・抵抗成分(※1レジスタンス:R)と、
・キャパシタンス:Cやインダクタンス:Lから生じる(※2リアクタンス:X)
の両方を記述するのが本来のセオリー
Z=R+X と、とりあえずは記述しておく。ただし、RとXは単純に加算や減算できない独立した量
これを直行座標系上にプロットしたベクトル量と把握する。
以降このベクトル量を複素ベクトルで記述する。Z=R+jX…@
ここで、高校数学やった人には見慣れない記号:j が出てきて混乱するんだけど
電気屋、電子屋は虚数単位を、iではなく j と記述するのが慣習
なぜ複素ベクトルで記述するかは後述
当然だがベクトルの絶対値│Z│=sqrt(R^2+X^2)
ここで初めてスカラー量になるというのが肝心なとこで
エフェクター屋が普段「インピーダンス」と呼んでいるのは実はこれの事なんだね 余談だけど、電気屋がなぜ i じゃなくて j を用いるかと言うと
電気屋は電流の記号として i を使う頻度が非常に高いから、区別するためというのが通説 次に、リアクタンス:X とは
コンデンサが高い周波数に対してはインピーダンス(の絶対値)が小さく、低い周波数に対してはインピーダンス()が大きい事は
エフェクタ製作をしてればなんとなくは理解できてると思う。
これをレジスタンスと同じ単位(Ω)で扱えるように換算したものがリアクタンスと考えておけば良い。
一方で、小信号エフェクタだとあまり使う機会がないかもしれないけど
コイルの性質はコンデンサと全く逆で、高い周波数に対してはインピーダンスが大きく、低い周波数に対しては小さい
この二つの性質を数式で記述するとこうなる
コイルのリアクタンス:Xl=jωL…A
コンデンサのリアクタンス:Xc=1/jωC…B
ωというのは周波数:fと同じ次元の量で角速度と呼ばれる
ω=2πf
以上@〜B三つの式で、ベクトル量のZをはじめてLCRとfで記述できる
「インピーダンスはL,C,Rとfの関数で表される」
インピーダンスの絶対値ってのは固定値じゃなくてfで変動するわけだな
なので普通はちゃんとした技術者は「入力インピーダンス:100kΩ以上@1kHz」みたいに記述する 演習問題として、CR一次ローパスフィルターを考えてみるか
交流入力電圧Eを R→C→GNDと接続して、RとCの間から交流電圧を取り出す。
とりあえず直流のオームの法則: E=IR のRの部分にZをそのまま適用してみるわけだな。
CとRの直列接続なのでインピーダンスはそのまま加算で Z=R+Xc
(並列接続の場合は違う操作になるのでこれは、別の機会に)
さて、ここでXcの符号について説明しとかないといかんな。
さっきはXc=1/jωCって記述したわけだけど、虚数単位が分母にきてるのがちょっとわかり辛いので
分母と分子にjをかけて、1/jωC=j/(-1・ωC)=-1/ωCとなる
つまりコンデンサは「負のリアクタンスを持つ」 あとは抵抗分圧と一緒の操作でいけるというのが複素ベクトル記述の利点で
入力電圧をEi、出力電圧をEoとして
二つの抵抗R1とR2の分圧: Eo=Ei・(R2/(R1+R2)) ※これは理解できてる前提で
R1→R R2→Xc と置き換えてやれば良い
Eo=Ei・(Xc/(R+Xc)), Xc=1/jωC
分数が多い演算なので途中は省略するか
興味のある人は自分でもやってみると良い
Eo=Ei・(1-jωCR)/(1+(ωCR)^2)
で、このEiの後ろの複素数の絶対値:(1/sqrt(1+(ωCR)^2)))
ここで│Eo│=│Ei/sqrt2│となる条件を考えると
sqrt(1+(ωCR)^2)=sqrt2 →ωCR=1 →2πfCR=1 →f=1/2πRC
これどっかでみた事ある式でしょ?
出力電圧がルート2倍になる→3dB下がる、つまりカットオフ周波数@-3dBの導出ができましたよと。 f=1/2πRCだけ丸暗記してるエンジニアの限界というのは
じゃあ例えば-20dBになるのは何Hz?って言った時に即答できるかどうかというのと
位相について把握できてない。ここまでの導出を一度自分でやってみる意義というのはそこにある ここで三角関数が出てくる。フェイザー表示というやつ
任意の複素数は A(cosθ+jcosθ)という形で表すことが出来る
直交座標系を極座標系で表示できるというやつだな。
先に出てきた条件:f=1/2πRCの時、ωCR=1なので
Eo=Ei・(1-jωCR)/(1+(ωCR)^2)=Ei・(1-i)/(1+1)=Ei・(1-i)/2
※(1-i)の絶対値は、sqrt2なので、上式は絶対値としてはEi/sqrt2になる(検算)
これをEo=Ei・A(cosθ+jcosθ)の形に変換するとどうなるか?
Eo=Ei・(1/sqrt2)(cos(-π/2)+jsin(-π/2))
増幅率が1/sqrt2で、位相が-π/2進む→π/2遅れる、という波形情報が読み取れた
「一次ローパスフィルターのカットオフ周波数は正弦波の場合45°位相が遅れて出力される」 ×A(cosθ+jcosθ)
○A(cosθ+jsinθ)だな
ちょっと頭の回転が鈍ってきとるな ちょっと休憩してこよう
ここまででわからんとこあったら質問どうぞ わからない事だらけ(特に計算)
なので調べつつ何回も読みますw
それにしてもここに書いて流れるの勿体ないから
誰かまとめてくれないかなー 流れぶった切ってスマンけども話の元のOD作ってみようかしら
>>303の回路図はV+が+9V、V-がアース、GND記号がバイアスとかでいいのかな? ttp://uproda.2ch-library.com/lib1004450.png.shtml
フリーハンドで汚いが、図に描くとこういうこと。
合成ベクトルの長さが絶対値(Ω)で傾きが位相差(θ) >>352
専ブラ入れてログ残しておくといいよ
最近は過去ログもだいたい読める仕組みになってんじゃないかと思うけど
自作スレ29あたりからログだけは持ってるけど要る?(画像はHDD圧迫するので消してしまった…) >>353
それで合ってる。
ただし、B非反転増幅回路の+入力は接地抵抗と保護抵抗、カップリングは省略してるので各自テキトーに加えておくべし 因みに、件の回路はODというには殆ど歪まないと思うよ
スレッショルド前後で100倍→5倍の勾配だから、
ちょっとレシオきつめ(1:20)のリミッターって感じ >>355
なるほど!!!過去ログ見れないですけど
アーカイブしとけばいいんですね!
ログのやりとりって簡単にできるもんなんです? TSなんかもそうなんだけど、前段でブーストすると出力の音量もそこそこ上がる。
なんでかっていうと波形の頭が入力に比例して上がるから。 作例が少なそうだからよくわからないのかも知れないけども、
もうロータリーでトーンをいじる特殊なTS作っちゃえばいいじゃんっていう もう一箇所間違いあったわ
Eo=Ei・(1/sqrt2)(cos(-π/2)+jsin(-π/2)) じゃなくて
Eo=Ei・(1/sqrt2)(cos(-π/4)+jsin(-π/4)) だな。
ベクトルとして右斜め下を向いてる 変数を使った方程式だと直感として掴みみくいかもしれないので
具体的な数値と図で解説していくか。
1kΩと0.1uFのローパスフィルタに1Vピークの正弦波を入力(Vin)
これをSpiceとかを使わずにセオリーで波形を予想してみよう
最初にωCR=2πfCR≒0.628
Vout=Vin・(1-jωCR)/(1+(ωCR)^2)で
ゲイン::(1/sqrt(1+(ωCR)^2))=0.847…@
位相差θとしてtanθ=-ωCR=-0.628からθ=0.560(radian) 32.1°(degree)
1kHzの1周期1msに対する遅延時間は 0.0891(ms)=89.1usec…A http://uproda.2ch-library.com/lib1004470.gif.shtml
ホントは実測するのが面白いんだけど手抜きでspiceで検証してみよう
Vin:(理論値で自明なのでカーソル省略)
ピーク:250usec1V ゼロクロス:500us 0V
Vout:(カーソルから読み取り)
ピーク:339usec 847mV ゼロクロス:589us 0V
ゲインはVoutピークそのまんま847m…@と合致
遅延時間は339-259=589-500=89…Aと合致 今回は一番簡単な一次ローパスフィルタでやったけど
この複素数表示の周波数伝達関数というのは(バッファを挟んで前後で干渉しないという前提なら)
掛け算していけば複数のフィルター回路を通過した出力を記述する事も可能。 余談というか愚痴だけど
ここまでで全然理解できないって人も多いだろうけど、気にしなくていいよ
仮にも設計職を名乗ってて10年近くやってる人でも理解してないヤツは理解してないから。
ただ、そういうやつは未知のトラブルの対処だとか解析や、新規設計ができない。 その位相差とか遅延が実際にはどう効いてくるのか教えてくれ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています