「MMTの正しさを日本が証明」提唱者のケルトン教授が語る日本経済の処方箋
https://diamond.jp/articles/-/209141

 一部の人々は中央銀行が国債を買い続けるとインフレやハイパーインフレが起こりかねないと反論します。ですが、日本銀行が現在、バランスシートの40%を占める日本国債を保有していても、インフレは起きていないのです。

 なぜかというと、MMTは、財政赤字が金利を押し上げ、他の形の投資を締め出すような政策とは一線を画すものだからです。

 MMTを批判する人は、財政赤字が拡大すれば民間の投資と競合状態になるから物価や金利が上がり、民間投資を抑えるといいますが、MMTでは財政赤字は民間の貯蓄増になるので金利上昇などは起きません。

 日本は政府債務が大きいのに低金利のままです。MMTの主張の正しさを証明しているわけです。