仏検対策としての『名詞化辞典』の短所

01《「レアな接尾辞」と「メジャーな接尾辞」の混在》

mentで終わる男性名詞、tionで終わる女性名詞は、膨大にあります。(メジャーな接尾辞と呼びましょう)辞典には一部のみしか載ってません。

他方esseやeur、tudeなど「レアな接尾辞」は仏検の出題可能性が高いのですが、「メジャーな接尾辞」に埋もれてしまってます。

02収録語の意味が書かれていない。

辞書として使えない。

03《品詞》《性》の標識もれ

元が「動詞から名詞」なのか「形容詞から名詞」なのか「副詞から名詞」なのかが不明。
また名詞化された時、男性名詞なのか女性名詞なのか不明。
例文の冠詞で大体は判別可能だが、母音で始まる名詞だと、例文からは判別できないことも。

04索引の未整備
「接尾辞」毎の索引がない。

05収録語数に(相当の)偏りがあることの説明がない
著者も元仏検関係者らしく、
将来の仏検の出題妨害にならないように、意図的に、収録語数を減らしている疑いあり。
「レアな接尾辞」であっても、網羅されておらず、出題可能性のある頻出単語が外れていたりすることを見つけて青くなった。

それだけでなくmentやtionで終わる名詞は膨大であり、何故一部の収録語を選び、何故数多の名詞を外したのかの説明は欲しい。


(続く)

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