造格を単独で用いると、手段を示すことができる。 Он ударил меня [журнал→журналом].:彼は雑誌で私を叩いた。 なお、造格は「手に持って使う道具」を表すことができるだけで、例えば「本を使って勉強する。」の「本を使って」の部分を造格で表すことはできない。しかし、「本を使って殴る」の「本を使って」の部分は手に持って使っているので造格で表すことができる。これは日本語の「利用する」の意味が広すぎるから起きる齟齬やね Я пишу письмо ручкой.:私はペンを使って手紙を書いている。 Вор пугает мена ножом.:泥棒はナイフで私を脅している。 このように、造格はなくても文の意味が通じるため、この用法での造格はあまり用いられなかったりする。