縄文人が日本列島に到着したのは一万年以上前。
縄文時代の間に強力な勢力が生まれなかった以上、ネイティブアメリカンのように地域ごとに激しく分化したと思われる。
もし、現代日本語の素となる言語が縄文時代に日本列島で話されていたとすると、その言語を話していた勢力は北部九州(弥生人との早い混血)または南部九州(神話)または近畿(前方後古墳、歴史)の縄文人だろう。
これらの勢力は西日本に限られていて、縄文土器の趣味が明らかに東北、北海道と異なっている。
したがって、縄文時代の日本語の祖先とアイヌ語の祖先は、比較言語学でどうにもならないぐらい古い時代に分岐してる可能性が高い。

何が言いたいのかというと、
1. 縄文時代に縄文日本語なんてなく、同系の証明も難しい縄文日本諸語があっただろう。
2. 日本語が縄文時代から日本列島で連続性があったとしても、アイヌ語と同系であることを比較言語学で示せないだろう。