平安時代になると、
律令制が、弛緩して、分権的な王朝国家になっている。

桓武天皇が、常備軍を廃止して、地方民兵(兵:つわもの、後の武士団)に
軍事を全面的にアウトソーシングしているのだから、当然そうなる。

この時点で、律令制はグラついているのだから、
朝廷のパワーも昔ほどではない。事実、平将門や藤原純友、
前九年の役や後三年の役など、地方での反乱も散発し始めている。

そしてそれを鎮圧したのも、常備軍ではなくて地方民兵(武士団)。