時期的にかしわ餅が何時の時代から食べられているのか気になったで調べたところ、
『天正日記』に出て来るのが古いそうですが、偽書と看做されていますね。
ただ、七月廿三日条に出て来るのは、五月の定番となるより前の姿のよう。

ついでにかしわ=鶏肉というのは天保年間以降のようです。
化政期には江戸や京阪で鶏肉が食べられるようになっている。
江戸時代生まれの老人から話を聞いた岡本綺堂が小説で書いているところを見ると、
鶏鍋の店はあまり柄のいい人間が出入りするところではなかったようですが。