まあ日本も戦中には同じことやってるけれどな。
戦闘機の燃料の軽質石油が不足して、やむなく、甘藷から作るアルコールでゼロ戦とか飛ばす。
やっぱり兵隊やら出入りの業者が焼酎として飲むので、赤橙色に着色してさらにメチルアルコールを足す。
旧制中学の理科の時間でも習うよ、メチルアルコールとエチルアルコールは沸点が違う。前者64.7度、後者78.4度。
もう一度ランビキにかけて分離してやればいい!俺賢い。とばかりに、本当に休止中の焼酎メーカーのランビキを使って再蒸留。
ところが沸点が違っても混合液は沸点そのものが変わってしまう。一回二回の蒸留では分離できない。精々、着色剤の赤っぽいいろだけが除けるだけ。
そうやって不完全な再蒸留によるメチルアルコールどっさり混じった粗悪アルコールが、バクダン焼酎・カストリ焼酎の増量材に使われて、
メチルアルコール安物の焼酎にとびついた層に不具者が多発。