>>336
三角縁神獣鏡の製作地については大きくわけて3つの説があります
@全部中国製(この説でも4世紀以降に製作されたものは日本製が前提となる)
A全部日本製
B最初は中国製で途中から日本製

いずれの場合でも問題が残ってしまう
@の問題点は中国で出土が少なすぎるし、副葬品としての扱いが雑すぎる
Aの問題点は景初三年とかの魏の元号を後の時代に入れる意味がないし不自然だし、
鏡文化がなかった畿内で神獣鏡という複雑な鏡を独自に製作できるようになったのはなぜか説明できない
Bの問題点はどのタイミングで中国製と日本製にわけるのか?その基準は何か?
従来@の中国製の場合でも3世紀の製作時期を4段階で分けていたが、その基準は鏡のデザインの違い
Bは3世紀のどこかのタイミングで日本製に切り替えているという説になるが
成分分析や製作方法ではわけられないので、中国製と日本製を分ける基準が現実的にない