奈良時代の仏教建築はわりと規模重視でとくに東大寺の大仏殿の大きさは同時代の唐の長安城の太極殿や大明宮すら凌ぐ
通常、中国では皇帝の宮をしのぐ建築は作れないのだが日本の場合は皇居より寺院のほうがはるかに規模がデカいのが特徴

平安時代になると神仏習合と共に土着の建築様式と混じり合い、それまでの巨大な柱に朱丹を塗り付けて権威を誇示する中国的な様式から
白木造りや檜皮葺が取り入れられ柱は細く天井は低くなり落ち着いた雰囲気になった
詳しくは「中世和様建築の研究」を読め