「初春令月、気淑風和」から意味をなす2字を選ぶなら「淑和」もしくは「和淑」。
この場合「令」は「よい、めでたい」という意味で「月」を修飾する。「和」は「(風が)穏やかになる」という意味。
令と和には直接の関係がなく、結びつけるのは無理がある。
『書経』の「百姓昭明、協和万邦(百姓〈ひゃくせい〉昭明にして、万邦〈ばんぽう〉を協和し)」に基づく昭和も二つの句にまたがるが、
国内を意味する「百姓」と外国を意味する「万邦」が対になっているので意味は通る。
これに対して令和は無理やりくっつけている。