>>405
辰王は自ら王になれない世襲であるから、格式の高い王である。
扶余隆の墓誌に「辰朝人」とあるので、百済王統は辰王の系統である。
辰王は倭国に渡って倭の五王となったが、武で断絶して昆支王系が襲う。
この時点で、辰王の系脈は昆支王系と文周王系に分かれるが、文周王系が正統(兄)。
百済崩壊で辰王の正統性は扶余豊、勇(天智)、大友と続くが絶え、
義慈王の弟翹岐王の子供である天武に辰王の正統性が移る。
日本書紀に出るスメラミコトたちは扶余家とは赤の他人である。