>>113
道教のルーツをたどるとシャーマンに行き着くようだ。
殷の王である貞人はシャーマンだとする考えがみられる。(前17c〜前770年 殷〜西周 祖先神、自然神への信仰…より 65行目)
また、戦国時代の神仙思想が顕著なのは、渤海沿岸の燕〜山東半島の徐地方だ。
燕は神仙郷を探しに渤海湾の沖へ人を派遣しているし、始皇帝が神仙郷の探索に道士の徐福を派遣したが、徐福は山東半島の徐地方の者。
燕は内モンゴルや満州に接するところであり、神仙思想が北方遊牧民、牧畜民の影響を受けているのは明らか。
その聖地は崑崙山で、ここはアルタイ地方だ。
この地方は北方シャーマン地帯といえる。
道教の道士のルーツがシャーマンにあるのは自然。